教養科学科とは

高校から始まる「教養科学科」って、どんなことを勉強するところなんですか。
国語や数学などの基本科目を学ぶことによって、さまざまな教養の基礎や基本の知識を確実にマスターすることはもちろん大切です。けれども、それだけでは十分とはいえません。普通科よりも深く、幅広く勉強して教養を深め、専門性を高めることや、教科をまたいだ知識や考え方を身につけていくことも大事だからです。そうした専門科目も合わせて学んでいく学科、それが静岡学園の「教養科学科」なのです。
それは、なぜ、私たちの将来に必要なのですか。
世の中には一つの専門知識だけでは解決できないことがたくさんあります。必要なのは問題を論理的に分析し、いろいろなジャンルの知識を統合させて考え、問題を解きほぐしていく力、つまり「問題解決能力」です。さらにそこから生まれる新しい知恵、それらを創造しようという前向きな姿勢は、将来きっと役に立つはずです。もちろん教科書の枠を超えた知識が、大学での学びに大きなアドバンテージとなることはいうまでもありません。
中高一貫での学びは、それにどのように関わっていきますか。
重複のない効率的なカリキュラムと先取り教育による充実した学びは、「知性の土台」を築きます。さらに高校受験のない時間的ゆとり、精神的ゆとりを生かした多様なプログラム、知的好奇心を養い自ら考える力を高める教育が、「人間性の土台」、「志の土台」をも育成し、教養科学科で学ぶための素地をつくるとともに、「真のエリート、真のリーダー」を育てます。
将来の夢実現につながる難関大学にも合格できる実力を養うことができますか。
もちろんです。中高一貫クラスは、高校からは難関国公立大、もしくは医歯薬・理工系国公立大を目指す探究系のクラスに進みます。難関大学で必要とされる基礎学力は当然のことながら、複合的な知識を必要とする難問に対しても、中高一貫で培った学力と教養科学科ならではの「問題解決能力」がいかんなく発揮されることでしょう。