Shizugaku 静岡学園高等学校Shizugaku 静岡学園高等学校

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キャンパス

明るく清潔な学舎で時代が求める教育を。

中庭を中心とした明るく開放的なキャンパスに、教育効果を高める設備を効率的に配置。バリアフリー、ユニバーサルデザインを採用し、来校するすべての人に優しい安心設計を基本としています。校舎から校庭にかけてのデザインは、五大陸と七つの海をイメージしました。大階段下の円台から、洋々たる世界を見渡し、生徒がそれぞれの舞台で活躍して欲しいとのメッセージが込められています。
各教室には、視覚的な授業を実現する高性能プロジェクターを設置。全教室に冷暖房、Wi-Fi環境を完備し、快適な学習環境(リモート授業にも対応)を提供します。

中庭の大階段を上がり、教育棟2階から各教室へ。1階には100名以上を擁する教員室や相談スペースがあり、質問や賑わいが絶えません。
  • 普通教室(教育棟2022年度増築)
  • 多目的教室(図書館棟2022年度増築)
  • 物理実験室
  • 静学ホール:160名収容可能な静学ホールでは、栄養、バランスがとれた食事を提供(高校生のみ)。放課後の自習スペースとしても利用できます。2階には図書館と茶室、3階には多目的教室があります。
  • グラウンド:2020年度にグラウンドを整備(人工芝張り替え・ミスト散水機設置)。体育館は剣道場、柔道場、卓球室、トレーニングジム、アリーナなど充実した施設を備えています。
  • 図書館:学習に関する書物からベストセラー等、蔵書約40,000冊を有する図書館です。記事データベースやiPadも備えている他、図書館内には自習室を併設しています。
  • 茶室
  • 体育館
  • 自習室

 

偉人と縁のある三本の「智恵の木」

  • ニュートンのリンゴ
  • メンデルの葡萄
  • 平瀬作五郎のイチョウ

ニュートンのリンゴ、メンデルの葡萄、平瀬作五郎博士のイチョウの木で、三本の「智恵の木」と呼んでいます。2011年に高校創設の地、聖一色から現在の東鷹匠に移転してきたときに、東京大学大学院理学系研究科の小石川植物園より穂木(ほぎ:挿し木・接ぎ木に使う枝)を頂いて植えられました。イチョウの木は植樹後30年で体育館を超える高さになるそうです。卒業した後も本校と共に大きく成長していく願いが込められ、偉人と縁のある三本の木が生徒の成長を見守り続けます。

 

ニュートンのリンゴ

イギリスの物理学者ニュートンが万有引力を発見したのは1664年のこと。まず、ニュートンは、月が落ちないのはどういうわけだろうと考えました。地球上のものは高いところからはなすとまっすぐ落ちてしまいます。それなのに地球のまわりをまわっている月は、どうして落ちないのでしょう。この後、ニュートンは、月が地球を回る遠心力と引力がつりあっているから月が落ちてこないことに気づき、「あらゆる物には、互いに引き合う力がある」ことを発見しました。(説明:月が地球を回るとき、カーブの外側に引っ張られる力が遠心力。その反対向きに同じ大きさで地球と引き合う力(万有引力)が働いて、つり合っています。)伝記では、庭のリンゴの木から実が落ちるのを見て気がついたとされています。
このリンゴの木はニュートンの出生地であるイギリス中東部・ウールソープ村の生家の庭からイギリスの国立物理学研究所へ、そして1964年に日本にやってきました。

メンデルの葡萄

オーストリア(現在はチェコ)の修道士であったメンデルが遺伝の法則を発見したのは 1865年のこと。まず、メンデルは修道院の裏庭に作った畑で栽培したエンドウ22種で交配実験を行いました。これには8年かかり、何万株ものエンドウを栽培しました。そして種やさやの形や色、子葉や花の形色などについて根気よく調べ、雑種第2代では優性形質を持つものと劣性形質を持つものが3:1で現れることを示しました。(説明:遺伝子型AaとAaをかけあわせると、AA、Aa、aaの3種類が1:2:1の割合で作られ、Aがある場合に優性形質が出現する。)
では、なぜぶどうの木なのでしょう。当時は、良質のワインを求める地元の人たちの要望に応えて、ワインのもとになるブドウの品種改良を試みるのも修道士の役割の一つでした。メンデルは22歳のとき、修道院長にブドウの品種改良の研究を命じられ、いくつかの品種を収集し実験庭園に栽培していました。このブドウの木は、1913年に、小石川植物園の二代目園長であった三好学東京帝国大学理科大学教授が、ウィーンの学会の帰りに、メンデルが研究を続けていたケーニギン修道院に立ち寄り、持ち帰ったものです。

平瀬作五郎のイチョウ 

小石川植物園内にある東大植物学教室の助手であった平瀬作五郎は植物学に興味をいだき、1893年、イチョウの研究を始めました。その後1894年にイチョウの実に不思議なものを発見、最初は寄生虫かと思い助教授だった池野成一郎博士に見せました。池野博士は一目見るなり「精子だ」と直感し、その助言を受けて1896年に花粉管より活発に動く精子の状況を確認し「イチョウの精虫について」という論文を発表しました。これが世界で初めての裸子植物における精子の発見となり、池野成一郎博士によるソテツの精子の発見と合わせて、日本人による植物学への最も輝かしい貢献となりました。このことは、NHKの朝のテレビ小説『らんまん(2023年放送)』にも登場しました。