スクール・ミッション/ポリシー
本校では創立以来「孝友三心」そして東鷹匠移転時に「静岡学園宣言(啐啄宣言)」を掲げ、時代の変化に対応した学校づくりを進めてまいりました。生徒と保護者・教職員の間にこれらの精神が流れることにより、初めて立派な教育が行われるという考えに賛同する三者が一体となって、本校の伝統を築き上げてきたと考えております。
「孝友三心」「啐啄宣言」を本校精神文化の根底としてお示ししたうえで、生徒一人ひとりが社会を支えることができる人に成長することを願い、「スクール・ミッション(本校の使命)」「スクール・ポリシー(教育活動の指針・土台)」をご説明いたします。
孝友三心
創立者、牧野賢一は「親が子を思い、子が親を思う」この親子の間に通う情愛こそ人間教育の基本と考え、静岡学園高等学校開校式の式辞で校是(不変のもの)として制定しました。
一、服する心
親の気持ちに応える。先生の指導に従う。
先輩の言葉に耳を傾ける。真理に服する。
一、感謝する心
親の恩、師の恩、友のありがたさをしみじみと感じる。
生命を支える一粒の米、一杯の水にも感謝の念を持つ。
一、全うする心
どんな小さなこともなげやりにせず、どんな困難にあっても屈せず、
責任感を持って最後まで頑張る、信頼のできる人。
※これらを現代に合わせた形で伝えるとともに、教師と生徒の関係については啐啄同時の教育を大切にします。
静岡学園宣言(啐啄宣言)
教育とは、生徒の奥深く隠された可能性と自ら伸びようとする向上心を信じて指導する教師と、真摯な態度で真剣に取り組む生徒との信頼関係の上に成り立っています。教師は、生徒が自ら向上したいと思う気持ちを育て、生徒が思ったそのときを逃さずサポートします。
啐啄(そったく)とは
ひな鳥が卵の内側からつつく音を「啐(そつ)」、その音を聞いた親鳥が外側から同じ場所をつつく音を「啄(たく)」といいます。親子のタイミングがぴったり合えば、ひな鳥は楽にふ化することができます。これは「啐啄同時」として理想の教育の機会にも喩えられます。生徒が向上したいと思ったその時を逃さずサポートすることが、スムーズに力を伸ばす第一歩。静岡学園では、一人ひとり違うタイミングを見極めた、啐啄同時の教育を大切にしています。
スクール・ミッション (本校の使命)
一人ひとりの夢の実現のために、校是である「孝友三心」の実践と共に「人間性」「知性」「志」の土台を育成します。
スクール・ポリシー (教育活動の方針・土台)
1.グラデュエーション・ポリシー (本校ではこのような人を育てます)
・感謝する心を持ち、自分を大切にし他者を思いやることができる人
・失敗や困難を乗り越えてこそ人は成長するという信念を持つ人
・自分と異なる価値観に真剣に耳を傾けることのできる謙虚な人
2.カリキュラム・ポリシー (本校の授業ではこのような姿勢を評価します)
・好奇心に溢れ自ら探究し深く考察する、真理を求める態度を身につける
・社会問題や自然現象に興味関心を持ち、学習に結びつける
・向上心を持って目標設定を自ら行い、粘り強く取り組む学習習慣を確立する
3.アドミッション・ポリシー (本校はこのような考えを持つ生徒を受け入れたいと望みます)
・授業を第一とするとともに、学校行事、部活動・生徒会活動・SGT等に積極的に参加する生徒
・将来について真剣に考え、自分の可能性を信じて全うする心を持つ生徒
・本校の教育方針に共鳴できる生徒