校長からの挨拶

一人ひとりの可能性を開花させる特色ある学び
私たちが求めているのは、チャレンジを楽しめる生徒です。多様化する社会の中で、新しい世代のリーダーとなるべき人は、学習だけではなく、部活動や学校行事、ボランティア活動などあらゆることに積極的に取り組める人。それが静岡学園の掲げる「だけじゃないチカラ。」です。まだ磨かれていない宝石の原石である生徒一人ひとりの可能性を引き出し、それぞれの夢と希望の実現を支援していきます。
教育目標に掲げているのは「真のエリート・真のリーダーの育成」。静岡学園での3年間(中高一貫生は6年間)で「知性」「人間性」「志」3つの土台をしっかりと築くこと。そして、静岡学園の特色ある教育プログラムを通して、新しい時代が求める学力を身につけてください。
10年後20年後、地域と国際社会に貢献し、他者の役に立てたことを自分の喜びと感じられる人となり、社会の様々な分野で宝石として輝いていることこそが、私たちの願いです。
静岡学園中学校・高等学校
校長 鈴木 啓之
教養科学科とは

教養科学科は、何を勉強する学科ですか。
国語や数学などを着実に学び、各教科の知識を正確に習得することを大切にしています。しかし、この先の将来、それだけで十分とはいえません。国語×数学のような教科横断型の専門科目や本校独自の特別プログラムを通じて、総合力を身につけることを特に大切にしています。そうした専門科目も合わせて、普通科よりも深く、幅広く勉強して教養を深める学科、それが静岡学園の教養科学科です。
その学びはなぜ、重要なのですか。
世の中には一つの専門知識だけでは解決できないことがたくさんあります。必要なのは問題を論理的に分析し、異なるジャンルの知識を統合させて考え、問題を解きほぐしていく力、つまり「問題解決能力」です。そこから生まれる新しい知恵、それらを創造しようという前向きな姿勢は、次の時代を生き抜くためにきっと役に立つはずです。この「だけじゃないチカラ」が、皆さんの進路決定と大学での学び方に大きなアドバンテージとなることは、言うまでもありません。
専門科目には、どんな科目がありますか。
例えば生徒に人気の高い「グローバル・ヒストリー」では、一国の歴史を飛び越えて、世界と日本のつながりを広い歴史から学びます。また、国語と数学の両方から論理をやわらかに学ぶ「ロジカルリーディング」や、世界的視野から日本を見つめ、英語で発信する「国際日本」など、複合的な視点から学ぶ科目が用意されています。
難関大学に合格する力は身につきますか。
もちろんです。難関大学ほど、時代の変化に柔軟に対応できる人材を育成するために、「問題解決力」と「新たな知を創造する力」を求めており、入試内容や制度が変化しています。教養科学科での学びは、普通科以上に難関大学合格の力を養います。全生徒、志望大学への現役合格を目指して、こまやかな進路指導や、弱点を克服して得意科目を伸ばすための特別補習など、十分に行っていきます。