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SGT「農業体験講座〜第1回棚田ツアー〜」

 4月20日(土)に第1回農業体験講座を、静岡市の清沢にある棚田で実施しました。中学生と高校生を合わせて23名が参加しました。
 最初に、この棚田を運営している清沢塾の塾長よりお話を頂きました。この棚田では色々な種類のお米(「旭」「神秘」「みどり米」「びっくりもち」「借銭切」の5種類)を、化学肥料を使わずに無農薬で育てていることや、これにより田んぼの中には様々な生き物が生きていて共生していることをお話しされました。一方で、ハチやヒルなどの危険な生き物もいることや、農作業で使用する刃物を使う際には十分に気をつけて使うなど、安全面での注意点も受けました。
 午前中は種籾を撒いて苗を育てるための準備を行いました。種籾を撒く班と、田の整備を行い育苗箱と圃場を作る班に分かれて作業を行いました。
 午後は水路の整備を行い棚田に水が流れるようにする班と、撒いた種籾を圃場や育苗箱に入れて鳥獣ネットを張る班に分かれて作業を行いました。
 生徒たちは、より効率的なやり方を自分たちで模索しながら作業に取り組み、土で手や服が汚れることを気にすることなく、皆真剣に作業をしていました。1日作業をして、生徒たちは達成感のある表情をしていました。体験を通じて、農作業には様々な作業があることを学びました。次回は5月25日(土)です。

  • 清沢塾の塾長からお話を聞きます。
  • 田の整備をしています。ここに撒いた種籾を入れて苗を育てる育苗箱と圃場を作ります。できるだけ土が細かくなるように土をほぐします。
  • 種籾を蒔く有機土を撒いています。厚さが均等になるようにしないと発芽のしやすさに差が出るそうです。
  • 有機土に水を撒いています。1箱あたり1.5リットルほどの水で十分だそうですが、5リットルほどあげてしまったみたいです。
  • 有機質苗培土の上に種籾を撒いています。均等になるように蒔き、栄養が偏らないようにします。
  • 最後に覆土を被せます。覆土には水をあげていないのに湿ってくるのは、土の毛細管現象によるものだという理科の勉強もしました。
  • 圃場では土を被せた後、さらに枯草を上から被せます。枯草を被せるのは、保温性を高めるためと、水の威力を和らげるためです。また、栄養価を高めるために米糠を蒔き、たっぷり水をやって、苗を育てる準備完了です。
  • 撒いた種籾を育てる育苗箱と圃場が完成しました。イノシシやネズミ、鳥が種を食べてまわないよう、ビニールやネットで柵を作りました。
  • 棚田に水を流すための取水口です。土砂が溜まっていて棚田に水が流れません。(Before)
  • 上級生たちは、川の上流に行き、棚田に水を引く水路を作りました。大きな石をどけ、土や泥を取り除き完成させることができました。
  • 取水口に水が流れるようになりました。(After)
  • トカゲやオタマジャクシが多く見られました。無農薬で農業を営んでいるため、自然と共生できていますね。
  • シカの角も落ちていました。普通は4本角ですが今回落ちていたのは珍しい5本角でした。
  • オタマジャクシの群れです。普段の生活ではなかなか見ることのない生き物たちに触れ合う機会にもなりました。