静学ブログ
- 学校からのお知らせ
- スクールライフ
- 部活動
- 入試情報
- SGTレポート
- 静学からの挑戦状
Warning: Use of undefined constant show_count - assumed 'show_count' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/users/web18/8/1/0247018/www.shizugaku.ed.jp/wp/wp-content/themes/shizugaku/archive.php on line 9
Warning: Use of undefined constant hide_empty - assumed 'hide_empty' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/users/web18/8/1/0247018/www.shizugaku.ed.jp/wp/wp-content/themes/shizugaku/archive.php on line 10
Warning: Use of undefined constant child_of - assumed 'child_of' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/users/web18/8/1/0247018/www.shizugaku.ed.jp/wp/wp-content/themes/shizugaku/archive.php on line 11
Warning: Use of undefined constant title_li - assumed 'title_li' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/users/web18/8/1/0247018/www.shizugaku.ed.jp/wp/wp-content/themes/shizugaku/archive.php on line 12
Warning: Use of undefined constant orderby - assumed 'orderby' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/users/web18/8/1/0247018/www.shizugaku.ed.jp/wp/wp-content/themes/shizugaku/archive.php on line 13
SGT中2ステンドグラス教室B班、SGT Stained Glass Art、作品出品
3月17日(木)から21日(月)まで静岡市駅南のサウスポット静岡3F静岡ホビースクエアを会場にステンドグラス工房かわもとの第26回作品展が開催されました。本校では、かわもと工房のかわもとみえ先生に中学2年生の選択者と中高生の選択者のステンドグラスのSGT講座を担当していただいていることから、毎年、生徒の作品を出展しています。今年度は、まん延防止法の影響もあり、当初開催予定であった9月から3月に変更しての開催となりました。中学生はOrnament Boxを、中学生・高校生の選択者は時計を出品しました。開催期間中は多くの生徒・保護者にご来場いただきました。ありがとうございました。



SGT農業体験講座事前学習会
3月25日(金)の午後、中学生・高校生を対象としたSGT「農業体験講座事前学習会」が実施されました。本学習会は次年度に行われる農業体験講座の事前学習として、静岡県中部農林事務所企画経営課より企画事業部班長の平野香里先生、静岡県中部農林事務所農村整備課より技師の森舞香先生、さらに静岡市経済局農林水産部中山間地振興課鳥獣対策係より鳥獣対策専門員の近清弘先生を講師として迎え、それぞれのお立場から静岡県の農業についてご講演をしていただきました。
まず、平野先生から、静岡県全体の農業の実態とその問題点について、グラフや数値などの実証的なデータをもとに、お話をしていただきました。次に、近清先生からは農業における鳥獣被害の実態とその予防策、さらには捕獲した鳥獣のジビエ振興の現状と問題点について、実際の被害の様子の映像や写真を示しながら、お話をしていただきました。最後に森先生からは主に清沢地区で行われている清沢塾の活動と棚田について、さらに静岡県で行なわれている様々な実際の取り組みを紹介していただきました。
参加した生徒からは「カラスなどの鳥獣を捕獲した場合の補助金はどうなっているのか」「棚田地域振興法の対象範囲を狭めれば、より様々な地域がこの法律の対象となるのではないか」といった、現実的な問題に関する質問・発言が出ました。
世界的に混乱が続く現在において、本講座を通じて生徒達には第一次産業である農業を身近に感じ、さらに自らの課題として考えるきっかけになってもらえたらと思います。
今回ご講演をいただいた平野先生、森先生、近清先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。










参考書運動 始まる
本校生徒が中心となって、ボランティア団体「つばめ」が立ち上がりました。不要となった参考書を集め、必要とする方たちに寄贈する活動を始めています。教員室前に箱が用意されていますので、よろしければご協力ください。

SGT教養講座 Final SGT Flower Arrangement
3月4日(金)、卒業式前日に高校3年生を対象としたSGT教養講座Final SGT Flower Arrangementが実施されました。コロナ禍のため2年間、開催出来なかったFinal SGTですが、今年度は高校3年部の強い要望もあり実現にこぎ着けることが出来ました。講師は、本校のSGTでFlower Arrangementを担当されている株式会社村松園芸代表取締役でFlower Designerの村松文彦先生です。体育館を会場に卒業生を前にして夢をテーマにお話いただきながら4点の作品を作成していただきました。夢を持ち続け実現するためには、よき友をもつことが大切だとのメッセージをいただきました。最後の仕上げとして卒業式の際、設置される中央の大鉢には最後に各クラスの代表が1名ずつ花を生け、美しい作品に仕上がりました。
高校3年生の皆さん、ご卒業生、おめでとうございます。









SGT Global Communication 第4回 飯沼直樹先生との対話
2月8日(火)、放課後を使いSGT教養講座 Global Communication 第4回 飯塚直樹先生との対話 -子ども食堂の現状と未来。子どもの居場所作りとSDGs。-が行われました。講師は、特定非営利活動法人静岡市子ども食堂ネットワーク理事長飯塚直樹先生です。今回はSGT教養講座として初めて対面とOn-lineを併用したHybrid講義となりました。
ここ数年、ニュースやドキュメンタリー番組でも取り上げられることが多い子ども食堂ですが、静岡でも本業とは別にNPOを作り活動をされている方がいます。それが飯塚先生です。先生には、令和元年度に1度ご講演いただきましたがコロナ禍の今、子ども食堂はどのような運営がされているのか、気になることもあり、再びご講演いただくこととなりました。
私たちは子ども食堂を「子どもの貧困率」が高い地域で行われている支援活動というイメージでとらえがちです。それゆえ子ども食堂を「子どもが一人でも安心して利用出来る無料または低額の食堂」で「子ども達に栄養を考えた手作りの食事を提供する」場とだけ思いがちですが、子ども食堂の役割は、それだけではありません。「みんなで食卓を囲む楽しさを感じたり、世代間の交流や、親同士のコミュニティーの場」を提供することでもあります。そのため「楽団による演奏会」や「三味線の演奏体験」「竹とんぼやけん玉遊び」などの経験や知識を子供たちに伝えたり、子どもたちが持ってきた宿題の分からない箇所を学生や教職員や塾講師の経験があるボランティアが教えたりする「学習支援」や、年齢を問わずさまざまな世代や立場の人たちと交流することで地域・社会との繋がりを持つことなどの「多世代交流」が行われています。
飯塚先生は、静岡市内の小学校区に1つ子ども食堂を!」を目標にかかげ、NPO法人「静岡市子ども食堂ネットワーク」を設立し、「子ども食堂」の立ち上げ、開催、運営に対して、食材や運営費、保険、衛生管理、会場管理、広報等に関するサポート事業を行い、2021年現在、市内に14会場を展開しています。しかしコロナ禍にあり、現在は子ども食堂自体を休止している会場が多いとのことでした。その代わり弁当や食料の配給でコロナ感染対策を行って食の配給を行っている場合もあるとのことです。また飲食店が自社テント物件を会場として子ども食堂を開催するケースも増えているとのことでした。飯沼先生の主催する子ども食堂は、コミュニティー活動から個別のサポートを含めた活動へとシフトしているとのことでした。
次に子ども食堂を行う主なグループと方向性についてお話してくれました。NPO団体が主催し貧困対策、地域活性、不登校支援、子育て支援を目的としているもの、地域グループが主催し地域活性、地域交流、地域子育て、地域貢献を目的としているもの、社会福祉協議会が主催し行政主導、地区社協・児童委員・民生委員が主体で地域福祉が主体となっているもの、教育機関が主催し大学・高校などが中心となり勉強支援・地域交流主体を中心としたもの、飲食店が主催し地域コミュニティー形成や貧困対策をしているもの、企業が主催し社会貢献のために実施しているもの、障害者・高齢者施設が主催し、地域交流、世代間交流、コミュニティー形成を目的としたものがあり、その方向性も異なるとのことでした。
続いてマスコミが取り上げる子ども食堂の情報拡散の功罪についてお話されました。マスコミは、子ども食堂の情報を社会に発信し多くの人たちに子ども食堂の利点や意味合いについて伝えることが出来るが、子ども食堂を行うグループ別の方向性やゴールまで理解していないので各子ども食堂の目的を説明し切れていない、子ども食堂=貧困対策と言うイメージの伝え方が多く、現在においても子ども食堂=貧困対策と言う理解の高齢者を中心とした地域住民が多く、センセーショナルな伝え方・記事化をする傾向があることと指摘されました。
こうしたことから飯沼先生は、子ども食堂の目的は一つではなく、その効果も一つではない、したがって運営の形も一つではないと言います。なぜなら地域や子育てが抱える問題は一つではないからだです。それゆえ地域が抱える問題や求められる効果を提供しながら運営側が無理せず長く続けられる枠組みを作ることが大切であると飯沼先生は言います。静岡子ども食堂ネットワークの方向性としては、「地域の子ども達と保護者・住民にとって喜ばれ必要とされるコミュニティー活動」を目指すとのことでした。
またSDGsの17の目標のうち子ども食堂と融和性の高い目標-1.貧困をなくそう、2.飢餓をゼロに、3.すべての人に健康と福祉を、4.質の高い教育をみんなに、10.人や国の不平等をなくそう、11.住み続けられるまちづくり-をあげ、フードロスへの取り組みや少子化対策として子どもたちの環境をよりプラスに近づけ、相対的貧困などをサポートとしてマイナスの環境をゼロにしたいとおっしゃっていました。
講義のあと、対面で受講していた生徒、On-lineで受講していた生徒との質疑応答の時間をとりました。対面で受講していた生徒の中には、自らボランティア団体を立ち上げ、活動している生徒もおり、高校受験で使えるような参考書などを寄付し子ども食堂とのコラボを実現したいと申し出てくれた生徒もいました。また飯沼先生からは、コロナ禍が終息したら本校の近隣の小学校でも子ども食堂を再開したいとのお話がありました。きっと本校のボランティア局の生徒の多くが参加してくれることでしょう。

