静学ブログ
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SGT 静学OriginalのRadio CMを作ろう!
9月14日(金)、SGT 静学OriginalのRadio CMを作ろう!第1回Orientationが行われました。中学生と高校生の希望者を対象とした講座です。本校のSGTを担当する学び支援課と静岡エフエム放送株式会社K-MixがCollaborate したこの企画は、生徒が主体となった本校のRadio CMを作ろうというところから始まりました。講師として、K-Mixの佐藤賢太様をお招きしRadioというMediaが果たしている役割、AM放送とFM放送の違い、公共放送と民放との違いをお話していただくと同時にRadio CMの作り方についてご講義いただきました。持ち時間は20秒。この短い時間の中に静学への『想い』を込めたCMを制作します。この中でいかに伝えたいことを盛り込みかつ分かり易く伝えるかという点がPointとなります。そのため生徒たちは、まずCMを文章に書き起こしたCM Copyを作ります。その際、そのCMを制作に込められた「想い」も添えてもらいます。さて次回10月2日(火)の第2回講座は、作品発表(プレゼン)です。どのようなCMが出てくるのか楽しみです。


【静学からの挑戦状2018 No.2】解答例
前回同様以下の解答はただ一つのものではありません。もっとキレイに、また短い手順で変形が完成するものもあろうかと思います。
解答例を見て、最短手順等見つけることができたら、また解答をお寄せください。
まず、第1課題です。
解答手順は、左上端が最初の図形、そこから右へ変形を進めて、続いて第2段も同様に左から右へ変形してください。(以下の第2課題解説図も同様です。)
変形としては『7ステップ』で変形が完成します。

続いて第2課題の最初の方です。同じく『8ステップ』の変形で完成します。

第2課題の後半(変形手順の条件イを不可としたもの)の解答です。
第7ステップまでは前半と同じです。第8ステップから条件イが使えませんので変化しました。11ステップで完成です。

寄せられた解答を見ると、移動のルールを誤解しているものが多くありました。もう少しルールを丁寧(ていねい)に解説すべきだったと反省しています。
確認ですがコインの移動ルールとしては
・一度には1枚のコインのみの移動であること
・そのとき、平面上を滑らせるような移動でジャンプすることはできないこと
・移動後は、他のコインと2カ所以上で接触(当たっているということ)していてきちんと1カ所に固定できること
特に、3番目の「移動後、固定できる(かちっとはまってガタガタ動かない)こと」が難しかったようです。
第3回目の出題は来月10月上旬の予定です。ご期待ください。
第9回 清水テルサ コンサート開催のお知らせ
静岡学園ウィンドオーケストラが参加する3校吹奏楽部参加のフレッシュコンサートが開催されます。
日時:9月24日(月) 13:30開場
場所:清水テルサ1F テルサホール
入場無料となっております。
是非ご来場ください。

ステンドグラス作品展 開催のお知らせ
本校生徒が作成したステンドグラス作品が展示されます。
開催日時:9月20日(木)~9月24日(月)10:00~17:00
会場:サウスポット静岡3F 静岡ホビースクエア
詳細は下記案内をご確認下さい。
入場無料です。
是非お立ち寄り下さい。

SGTレポート SGT教養講座 Global Communication 第1回レシャード先生との対話
9月15日(土)の午後13時からSGT Global Communication 第1回講座が3階物理実験室を会場に行われました。人・物・カネ・情報が国境を越え自由に行き交う現代社会においてさまざまな社会問題が噴出しています。経済的に豊かになる人々がいるなかで、貧困から抜け出せない人々がいます。また気候変動をめぐる環境問題が干ばつの発生を生み、食料不足から内戦が起こっている国々もあります。こうした現代の諸問題を解決するために活動されている方々を講師としてお呼びしお話を聞くと同時に問題解決のためのためにはどうしたらよいのか、またお話の中で分からないこと、疑問に思ったことを質問してより掘り下げてみようというのが本講座の狙いです。記念すべき第1回講座は、1993年に島田市で医療法人社団健祉会レシャード医院を開業し日々往診による診察に励むアフガニスタン出身のレシャード・カレッド先生です。先生は、またNPO法人 カレーズの会の理事長でもあります。先生は、1950年にアフガニスタンに生まれ、高校を卒業後、1969年に国費留学生して日本にやってきました。千葉大学留学生部で日本語及び基礎科目を学び、その後京都大学医学部に編入されました。1976年、同大学医学部を卒業し、1984年、医学部博士号を取得されました。1976年から82年まで関西の病院で医師として勤務し、1982年から89年まで島田市立病院呼吸器科医長に就任し1989年から91年まで国際協力機構(JICA)のイエメン共和国結核対策プロジェクトでチームリーダーを務められ、2004年には京都大学医学部臨床教授に就任されました。また2002年、アフガニスタン南部のカンダハール市で「医療と教育」を柱としたアフガニスタン復興支援に取り組むカレーズの会を立ち上げ、年に1度、アフガニスタンを訪問され、主に医療ボランティア活動に従事されています。
中高合わせて21名の生徒と教員7名の聴講者を集め、講義は静かに始まりました。最初に先生は、アフガニスタンの今と昔についてお話下さいました。PowerPointによる資料を使い、ソ連軍による軍事侵攻前のアフガニスタン南部のカンダハール市と現在の様子を写真を使いながら丁寧にご説明下さいました。かつては緑に覆われた美しい自然と近代的な建物が立ち並び、歴史的遺跡にもめぐまれたシルクロードの途中にあるこの国が、現在ではその全てが破壊され、戦争による残骸で覆われていることを知りました。先生は、ソ連軍の破壊された戦車の前にたたずむ2人の少女の写真を写し、日本が戦争放棄をうたった憲法第9条を持っていることが平和を維持する上でとても大切であるとお話されました。
アフガニスタンは、さまざまな果物の原産地でもあります。シルクロードを経て日本に伝えられたメロン、ザクロ、そして10種類以上あるぶどうなど日本でもよく知られた果物がたわわに実る土地です。一方で歴史的ロマンに富んだ国でもあります。『大唐西域記』の記述にもあらわれるバーミアンの石仏は、玄奘三蔵法師が立ち寄った仏教遺跡です。世界遺産にも指定されていましたが、イスラム原理主義者によって爆破されてしまい、今は跡形もありません。
次に先生が医師になろうとした理由をお話し下さいました。子どもの頃、近所でよく声をかけてくれたおじいさんがいましたが、その方が結核にかかり寝たきりの状態になります。往診におとずれた医師は、そのおじいさんを励まします。その度におじいさんは、元気になることを医師に誓い、食事を取ったそうですが、やがてやせ細り、ベッドから起きられなくなります。医師は、家族をそっと呼び、余命が幾ばくもないことを告げます。おじいさんの前では、力強く励ます医師とは別の姿を見たレシャード先生は、この医師が嘘をついていると子ども心に思ったそうです。しかし医師の仕事はたとえ治らない患者であっても患者と共にあり患者に触れ励ますことが医師の姿であることを大人になるに連れ学んだそうです。先生は、医師の医の旧字体、「醫」を例にあげ、この漢字の左上が「技術」、右上が「奉仕」、下が「祈る」または「祀る」という意味があり、医師は、技術だけあっても奉仕の心がならず、患者に寄り添い治るように祈り「手当て」することが大切であると言います。
先生は、アフガニスタンにいる時、日本は、「アジアの英雄」であると思っていたそうです。南下政策によってアフガニスタンを苦しめたロシア帝国を日露戦争で破り、2度の原爆投下で国土が荒廃し第二次世界大戦では敗戦国となったにも関わらず、戦後、高度経済成長により急速に復興を遂げ先進国となったことが日本人が持つ「お陰様」という精神性と平和憲法によって成し遂げたと考えていたそうです。しかし先生の祖国アフガニスタンは、先生が留学中に祖国がソ連軍に蹂躙されてしまいました。そのような状況の中で帰国すれば軍隊に入らなくてはならない状況となり医師としての医療活動が満足に出来ないことになることから日本に残り医師として働くことを選んだそうです。
日本で医師となった先生は、荒廃した祖国のために立ち上がりアフガニスタンの復興支援のため学校を作り、子供たちの識字率向上のために医療ボランティアと合わせて活動しています。生徒の数が多く教員の数が足りないこともあり、一日3回生徒を入れ替えて授業を行っているとのことでした。旧ソ連やその後の紛争によって多くの地雷が敷設され誤って踏んでしまい足や腕を失った子どもやクラスター爆弾で被害を受けた大人のお話もお聞きしました。日本がいかに安全な場所であるのかを写真を通じて思い知らされます。
アフガニスタンは6000m級の山々が連なる標高が高い地域が多く乾燥帯に位置します。しかし国土の荒廃と衛生環境の悪化により細菌によって汚染された水を飲み水として使うことが日常となってしまいました。レシャード先生は、日本の企業が開発した太陽に当てておくだけで細菌による水質汚染をきれいにする発明品を使い、細菌感染による胃腸の感染症を低下させたことをお話下さいました。日本の製品がこのような形で役に立っていることは大変喜ばしいことです。
先生のお話の中で特に印象に残ったお話は、難民キャンプで十分な医療品がない中ジフテリアにかかった少年に対して治療を施したことです。のどの内側がただれ膿が溜まり気道が狭くなり今にも呼吸が止まりそうな少年に対し、医療器具も患者用の薬もない中で口に手を入れのどの内側に溜まった膿疱を指で潰し気道を確保する治療を施したそうです。父親はその間、息子が助からないと確信して墓穴を掘っていたといいます。日本では考えられないことです。施術後、気道が確保され呼吸が楽になった少年の様子を見届けた先生は、自分たちの感染症予防のために持っていた3日分の薬を家族に渡し難民キャンプをあとにしました。外科が専門である先生が簡単な手術道具もない状況で出来うる最前の治療方法を選択したというお話ですが、医師は、技術だけあってもだめだ、その状況の中でよく考え出来る最善のことを行い、患者を励まし寄り添うことが大切だという先生の医師としての生き様を感じました。
今回の講演は、レシャード先生と生徒との対話の中で進みました。将来、海外で活動することを考えている生徒に対するアドバイスとして「失敗してもやり直せばいいからまずやってみることが大切だ」というレシャード先生の言葉が大きな励みになったことと思います。レシャード先生の暖かな人柄に触れることが出来た90分でした。








