SGT2024「農業体験講座 〜第7回棚田ツアー〜」
10月26日(土)に第7回農業体験講座を、静岡市の清沢にある棚田で実施しました。中学生と高校生を合わせて17名が参加しました。台風などで8月・9月の農業体験が中止となり、2ヶ月ぶりの実施となりました。本日は稲刈りです。
秋で気温が下がり、雨上がりであることで虫が増えているとのことでした。また、稲を大切に扱うことについて説明を受けました。自分たちが口にするものなので、踏んでしまったり泥がついてしまったりしないよう注意深く扱います。
本日の作業は2班に分かれ、片方は6段、もう片方は13段を担当しました。班の中で稲を刈る担当と、刈った稲を運ぶ担当に分かれ、稲を刈る際の道具の使い方についてレクチャーを受けました。運ぶ際にはバケツリレー方式でブルーシートに、一束ずつ重ならないよう並べるよう指示を受け、班で協力して作業を進めます。刈った稲がブルーシートいっぱいに並んだら、根元の辺りを一束ごと紐で縛ります。干して乾燥させるために縛るので、水分が抜けることを考慮しかなりきつく縛らなければなりません。生徒たちは力のいる作業に手間取っていましたが、一生懸命取り組んでいました。これを一段分繰り返し、終われば他の段に取り組みます。
束にした稲は「はざ」と呼ばれる長い棒にかけて干します。この「はざ」は地域によって名前や作り方が異なるそうです。物干し竿のイメージです。通常は2週間程度干すことで乾燥しますが、ここ最近は雨が多いのでもう少し長く干すかもしれません。
次回は11月9日(土)、この棚田で収穫したもち米で餅つきを行い、試食会を行う予定です。
- ミドリ米という品種の稲刈りをしました。
- 刈った稲の根元を紐で括ります。
- 丸太を組み合わせて「はざ」という稲を干す骨組みを作ります。
- 括った稲をはざに干します。
- 秋になりコオロギなどの昆虫も多くいました。