学びの特徴 Learning Features
三つの土台が育む、三つの力
静岡学園では、「人間性」「知性」「志」の土台を基礎に、多彩な教育活動を通して三つの力を育成しています。

1.知識・技能 (知性の土台の上に築く確かな学力)
確かな学力の土台を築く
日々の活動と体験的活動を通して、理解を深め、確かな知識と技術を身につけます。
- ISA GCP(※)におけるグローバル課題の理解
- 広島平和学習における歴史的事実の理解
- ケンブリッジ英会話による実践的言語運用、イングリッシュキャンプでの発音・語彙・表現の習得
- 囲碁・将棋・日本画・百人一首などの和文化講座での技能習得
- 陶芸講座・ステンドグラス講座での制作技術の習得
2.思考力・判断力・表現力 (知性と志をつなぐ力)
問を立て、考え、伝える
知識や経験をもとに問を立て、多面的に考え、自分の言葉で発信します。
- ISA GCP(※)における社会課題分析と英語によるプレゼンテーション
- 修学旅行での班別研修計画・発表
- 広島平和学習でのワークショップ型学習
- ケンブリッジ英会話での対話的表現活動、イングリッシュキャンプでのスピーチ・スキット創作
- 総合的な学習の時間「シヅクリ」における探究活動
- 囲碁・将棋における戦略的思考
- 日本画・陶芸・ステンドグラス制作における構想と創造的表現
3.学びに向かう力・人間性等 (人間性と志を支える力)
主体性と自律心を育む
仲間と協働しながら挑戦し、自ら判断し行動する姿勢を養います。
- ISA GCP(※)を通した多様性理解とグローバル市民性の涵養。グローバル社会の中で自走するためのコンピテンス(資質・能力)の習得
- 自然体験教室での協働体験
- 修学旅行など宿泊行事での集団生活
- ケンブリッジ英会話での積極的対話姿勢、イングリッシュキャンプでの異文化理解
- 「シヅクリ」でのチーム活動
- 和文化講座を通した礼節と集中力の涵養
- 芸術体験を通した感性と他者理解の深化
(※)ISA GCP = Global Competence Program( ISAのグローバルコンピテンス プログラム)とは、ロサンジェルスに支社を持つISAの教育プログラムです。語学の習得にとどまらず、異文化の中で自分と他者を尊重しながら生きるための「グローバルマインド」を養成する、これからの日本人に求められるグローバル教育プログラムです。
特別プログラム
静岡学園では、教科の学びに加えて、生徒が自分の世界を広げ、他者や社会とつながるための多彩な特別プログラムを展開しています。
国際交流プログラム、GCP、SGTなどの特色ある学びに加え、中学校では、日本の伝統文化、探究活動、ボランティア、地域共生といった体験的な学びにも取り組んでいます。
これらの活動は、知識を増やすためだけのものではありません。自ら調べ、考え、行動し、仲間や地域の人々と関わる経験を通して、「人間性」「知性」「志」の土台を育てていく学びです。ここでは、中学校の学びの特徴と関わりが深い4つの特別プログラムを紹介します。
日本の伝統文化継承プログラム
年間8回の和文化の時間に日本の伝統・文化を学び、見聞を深めることで、日本の良さを積極的にアピールできる人間を育てます。中学3年生は茶道の基本も学びます。日本人としての誇りと自覚を持つことも国際人の条件です。
活動実績
●和文化:囲碁、将棋、日本画、かるた(百人一首)
●お茶会(茶道)

総合的な学習の時間
新聞を読んで気になった記事について自らの意見をまとめたり、iPadで調べたことを記録したりする自己探究型学習「教養科学の樹」を行います。また、ISAのGCP(グローバル・コンピテンス・プログラム)は、総合的な学習の時間で実施しています。
活動実績
●新聞記事をもとに自ら調べ意見をまとめる「教養科学の樹」
●ヒロシマの歴史を通して平和への考察を行い、自分の生き方を考える
●シヅクリ「フューチャー」
●シヅクリ「エンジン

ボランティア活動
「社会貢献」は、本校の大切な考え方です。全校生徒に対する呼びかけや啓発活動を通して、ボランティアに対する意識を高めます。例えば、生徒会にボランティア局を設置し、自分たちで企画してボランティア活動を実行するなど、社会貢献の喜びを体験しています。
活動実績
●東北ボランティア研修(2年に1回程度、東北現地での活動を実施)
●使用済みペンリサイクル運動
●静岡マラソンボランティア

地域共生活動
生徒や保護者だけでなく、地域の人々にも静岡学園を誇りに思ってもらいたい。「地域共生」をテーマに何ができるかを積極的に考え、生徒主体で活動を展開していきます。時には部活動単位で、その部の持ち味を活かした行事を企画・開催しています。
活動実績
●地域の小中学生へのスポーツ指導
●歴史研究部「駿府城探検ガイド」
●茶道部「高齢者施設でのお茶会交流」

■博報堂教育財団「日本語交流プログラム」
異文化共生能力の向上を目的として、10ヵ国程度の海外校の中学生が来日し交流します。本校は2025年から2年連続で実施校に選ばれ、20名の生徒が海外校生徒との東京合宿や静岡でのホームステイを通じて、それぞれの国の多様性を学び、お互いの理解を深めました。
※2026年5月でこのプログラムは終了しました。

安田 空奏さん
高校1年/静岡市立西奈小学校出身
みんなで力を合わせて
世界中の人たちと仲を深めました
Tシャツ作りや運動会を自分たちで考えて実行。
世界一のおもてなしができました。
私は実行委員長として、参加メンバーと力を合わせておもてなしを考えました。事前に国ごとの食べ物やお祈りなどの習慣を調べたほか、分かりやすい言葉で積極的にコミュニケーションするよう気を配りました。何をしたら楽しんでもらえるかとアイデアを練り、オリジナルの絵柄のTシャツをみんなで一緒に作ったり、運動会をやったり、ゆるキャラ作りを楽しみました。交流生からは「静岡が好き、日本が好き」と言ってもらえて、今でもよく連絡を取り合っています。世界一のおもてなしができたと思っています。これからも英語や他の言語を学び、海外の友達と話すことに挑戦したいです。
■探究活動「シヅクリ(エンジン)」
総合的な学習の時間の一環として行う探究プログラムで、地元企業と連携した学びです。中学2・3年生の1チームで、静岡の未来にイノベーションを起こすアイデアをまとめ、地元企業と練り上げものを発表。伝える力、自分と社会とのつながりなどを学びました。
※総合的な学習の時間は、GCPに移行しました。
チーム全員がサッカー部員。
あきらめない精神と協力する姿勢が役立ちました
ドローンで天気を変える!
農家の人の声も取材してアイデアを発表しました。
僕のチームはドローンで測量などを行う「建設システム」という会社と一緒にアイデアを考えました。「何かぶっとんだ企画を考えて」とアドバイスがあり、何をやろうか考えていたとき、2年生の1人が「天気を変えたい」と言い出しました。多数のドローンを使って農地にだけ雨を降らしたり、ヒーターで気温を上げたりできたら面白いとアイデアがいろいろふくらんで、理科や技術の先生にも相談して仕組みを考えました。僕は農家の親戚に話を聞いたり、要望を探るためアンケートを取ったりしました。企業や地域を知ることや、みんなで協力することの大切さが学べて、楽しかったです。

小池 望良さん
高校1年/静岡市立清水辻小学校出身