進路指導 Career Education & Guidance

目標設定から達成までの3年間、6年間をともに。
生徒が自ら決めた進路を最後まで応援します。

進路指導の特色

難関大学から特定分野まで幅広く支援する

本校には、「静岡学園に入ると、この大学に行きやすい」といった特別なルートはありません。代わりに、生徒一人ひとりの進路希望をサポートする体制を構築しています。その結果として、卒業生は地元を中心としながらも、全国あちこちの大学・学部学科に進学していきます。

学校推薦型(指定校推薦)制度もありますが、本校が第一に考えるのは、生徒自身が努力を重ねて、志望大学合格のための実力をつけることです。指定校推薦枠は、その努力の結果に対する選択肢の一つです。

生徒の進路希望は、国公立大学・私立大学を中心に、医歯薬学系から芸術系まで実にさまざまです。目標設定から達成までの道筋をともに考え、3年間あるいは6年間の教育活動と学校生活を通して、進路実現を支援します。

大学合格の先、実りある人生へと送り出す

進路指導は、決して大学合格だけを目的とするものではありません。生徒が自身の特性を見つめ、「将来どのような分野で学び、社会とどう関わっていくのか」を考えながら、希望の道へと進むための大切な教育です。

もちろん、大学合格は大きな目標ですが、それは将来に向けた通過点にすぎません。確かな学力を育むと同時に、他者への理解と思いやり、そして豊かな人間性を兼ね備えた人材へ。10年後、20年後に学んだ知識を活かして周囲を支え、自らも実りある人生を歩んでいけるよう導きます。

学校全体がこの方針のもと、生徒が希望の進路を見出すまで、多種多様な情報や体験の機会を提供し続けています。その関わりの中で生徒と深く向き合い、一人ひとりの特性や学習状況を熟知した教員集団だからこそ、目標達成に向けて最善・最短の道を示すことが可能です。

受験をやり遂げる最適で安心な環境を作る

受験勉強は一人で黙々と進める時間が長いため、孤独な個人戦のように見えるかもしれません。しかし本校では、教員やクラスの仲間との関わりの中で、一人で勉強する以上の実力を発揮し、理想の進路を実現していく生徒が珍しくありません。

教員室前には、納得がいくまで熱心に質問する生徒の姿があります。友人と励まし合いながら自習に取り組み、互いに高め合う場があります。さらに、部活動や学校行事に全力で取り組んだ経験が、受験期のここ一番での粘り強さへとつながっていきます。

自分で考え、必要なときには周囲に相談し、努力を継続する。この謙虚に学ぶ姿勢がクラス全体に波及し、受験期に向けた一体感や連帯感を生み出します。全員が安心して、最後まで妥協せずやり抜く学習環境を、私たちは学校全体で作り上げています。

進路決定へのメニュー

1.高い合格水準を維持。結果を導く学び支援

日々の教育活動を進路指導の土台としています。大学受験を意識した授業、授業と緊密に連動した補習、進路系・補講系SGTなどを通して、必要な学力を着実に伸ばしていきます。

受験を意識した授業・補習

毎朝8時からの5教科朝テスト(朝学習)、夏期・冬期・春期特別授業を欠かさず行うなどして、実力を伸ばします。受験期を見据えて授業の進度を調整し、3年次に受験に専念する環境を整えます。

進路系・補講系SGT

授業内容の定着・発展、苦手科目の弱点克服、大学受験対策など、様々な教科・科目、習熟度に応じて開講しています。目標や課題に合った講座を選び取り、必要な対策を自分のペースで進めます。

進路部と学年部の連携

進路部と各学年部が連携して、日々の授業、定期試験・模試の結果、学校生活の様子を踏まえ、継続的にサポートします。生徒の変化や成長を見逃さず、必要なタイミングで声をかけ、行動を促します。

2.目標設定と次の行動に結びつける進路教育

学年や時期に応じて、校内で講演会・説明会を実施します。進路に特化した話を繰り返し聞くことで、「次に必要なことは何か」を自発的に考え、実践的な行動につなげます。

進路講演会(生徒・保護者)

進路講演会は保護者も対象です。受験成功には、家族の理解・支えが何より重要となります。最新の入試傾向、家庭が一丸となって受験に備える大切さについて説明します。

大学説明会・出張講義

県内外の大学による説明会、講義を行います。「大学で何を学びたいのか。将来、どのような分野で社会と関わりたいのか」を考え、進路希望を具体化していきます。

卒業生による進路講話

進路を実現した卒業生の話を聞きながら、将来の自分を重ねていきます。身近な先輩の成功体験・現実的なアドバイスは、教員の指導とは別の角度から大変参考になります。

3.一人ひとりの目標・状況に合った進路指導

学校生活全体を通して、生徒の特性や学習状況を把握する教員集団だからこそ、個々の目標に対する最適な指導が可能となります。生徒が自ら決めた進路を最後まで応援します。

大学研究等に基づく入試対策

大学・学部ごとの最新入試傾向、模試結果の分析を踏まえ、生徒一人ひとりに合った教材や学習方法を提示します。難関大学から特定分野まで、入試対策をともに考えます。

小論文・志望理由書・面接練習

各入試方式に向けて、小論文・志望理由書・面接指導を綿密に行います。自分の言葉で相手に伝えられるように、教員全員が幅広い対応分野を持って、きめ細かく指導します。

国公立後期日程までサポート

国公立大学を希望する生徒が多い本校では、共通テスト前後の指導はもちろんのこと、前期日程で終わりにせず、後期日程で逆転合格をつかみたい生徒にも最後まで寄り添います。

Teacher’s Voice

静学は夢に向かって努力する生徒が多い。
周りの友達もそれに刺激され、進路に対しても前向きな姿勢になれます。

受験に向けて生徒が前を向くために、全教員が熱意を持って一人ひとりを支えています。

静学では進路部や担任だけでなく、すべての教員が熱意を持って一人ひとりの進路指導に当たっています。1年生の頃から進路に関するさまざまな機会を設けており、生徒自身が自分の適性を把握しながら興味のある職業や分野を調べ、文理を選択します。多彩な体験活動を行うSGTも興味を伸ばすきっかけになります。校外活動や部活動も含め、さまざまなことに関心を持って自発的に行動することが、自分の可能性を広げ、結果的に推薦入試などにも生きてきます。2年生になると、目指す職業になるためにはどんな大学や学部学科が良いのか調べ、大学のオープンキャンパスへの参加や講義動画の視聴などを通じて、志望に具体性をもって3年生に上がることを目指します。3年生には個人面接を増やして確かな進学情報を提供する一方、なかなか動き出せない生徒には全教員が一緒に頑張る姿勢で働きかけます。担任や教科の先生とたくさん話して、前向きな姿勢で目標達成を目指しましょう。

原 健二の写真

進路部長 原 健二

進路教育・進路指導Q&A

Q.高校では何を学び、将来どう活きますか。
A.自分なりの答えを導く力が身につきます。

高校の教養科学科は、普通科に比べて深く、幅広く勉強して教養を育み、一人ひとりの希望に沿った大学への進学を目指す学科です。まずは国語や数学など、各教科の知識を正確に習得することからスタートします。さらに、教科横断型の専門科目や、SGT・国際交流などの体験活動を豊富に用意。これらを通して「課題を見つけて論理的に分析し、ものごとのつながりに気づく経験」を積み重ねていきます。
その集大成として、これまでに学んだ知識をつなぎ合わせ、自分なりの最適解を導き出す力を、それぞれの得意な形で磨いていきます。教養科学科の学びは、正解のない問いに挑む場面において真価を発揮します。皆さんが進路を実現し、大学で豊かに学ぶための力強い支えになると確信しています。

Q.その学びの重要性について教えてください。
A.様々な問題に対処できる人に成長します。

中高大で学んだ知識を実社会での行動に結びつけられなければ、専門知識を持っていても、その後の人生を少し寂しく感じるかもしれません。そこで重要となるのが教養です。教養とは、異なるジャンルの知識を統合・運用して、前例のない問いに対しても、他者との対話や協働を通じて納得解を見出していく「問題解決力」の源です。
柔軟でバランスのとれた思考から生まれる新しい知恵、より良い行動と結果につなげていこうとする前向きな姿勢は、教養ある社会人に共通して見られるものです。高校生のうちから教養を深める学びで、10年後、20年後に「問題解決力」を発揮して周囲の人間を助けられるような、充実した人生を送ってほしいと思います。

Q.難関大学に合格する力は身につきますか。
A.はい、十分に身につきます。

時代の変化に対応できる人材を育てるため、近年の難関大学の入試では、問題解決の思考や知識の応用が強く求められる傾向にあります。本校ではこの入試改革にいち早く対応し、文理の枠を超えて5教科を横断的に学ぶカリキュラムを展開。高い学力はもちろん、これからの入試とその先の学びでも重視される多角的な視点を養います。
なかでも、難関国公立大学や医歯薬学系学部を目指す「探究系クラス」には高い目標を持つ生徒が集まり、互いに切磋琢磨する環境があります。日々の授業から補習、個別指導に至るきめ細かなサポートにより、「その伸び方が、静学!」と実感していただける確かな成長へと導き、難関大学合格の先にある未来の可能性を広げます。

Q.中学と高校はどのように接続されますか。
A.確かな学力を備え、高校へと進みます。

中高一貫生:基礎学習重視のカリキュラムと先取り学習で、中学課程から着実に学力を高めていきます。さらに、SGTや国際交流などの体験活動に積極的に参加することで、他者理解と協働の精神を磨きます。これにより、「この分野で世のため人のために貢献したい」という志が早い段階から育まれ、学びに向かう力を十分に携えて高校へと進みます。

高校からの入学生:公立中学校での学びは、すべて教養科学科の学びに直結します。中学校の教科書を正確に理解して基礎を固めておくことが、安定した高校生活のスタートへとつながるでしょう。本校では、そうした日々の授業の復習を丁寧に重ね、また体験活動に真剣に取り組んできた皆さんを、スムーズに高校課程へと接続できる体制を整えています。

Q.まだ、将来の夢や目標がはっきりしません。
A.大丈夫です。本校で一緒に探しましょう。

本校は、「好き」をこれから見つけたい人にとっても、既にそれを持ち、大きく育てたい人にとっても、前向きになれる学校です。 出身や価値観もさまざまな生徒が集まる本校には、お互いを認め合い、誰もが主役になれる居場所と出番があります。授業や学校行事、そして新しい仲間との出会いを通じて、皆さんの世界はぐっと広がり、自分の強みに気づくきっかけにあふれています。
日々の学習や挑戦を全力で後押しして、目標設定から進路実現までをサポートする準備ができています。「何でも吸収してみよう」というワクワクする気持ちを持って、安心して一歩を踏み出してください。

Q.最後に、生徒に求める資質は何ですか。
A.自分自身の変化を楽しめる「意欲」です。

すべての生徒が学習を第一にするとともに、学校行事や部活動、生徒会活動、SGTなどにも積極的に参加することを期待しています。そこで生まれる「仲間とともに高め合うサイクル」を大切にしながら、それぞれの活動に全力で打ち込んでください。自らの「好き」を自覚して決めた進路選択には迷いがなく、高い向上心を持って努力を継続することができると考えています。
日々の学習と活動との両立は決して簡単ではありませんが、「静学の環境をとことん活用して成長したい!」という意欲を持った皆さんを、心からお迎えいたします。ぜひ自分の「好き」にどこまでも突き進み、その先にある志望大学の合格、そして未来の夢を掴み取ってください。