Shizugaku 静岡学園中学校Shizugaku 静岡学園中学校

60 YEARS
  • OB OG’s VOICE
    静学を巣立っていった卒業生たちの声

    志の高い仲間たちと、
    楽しく有意義な6年間

    阿部 和也さん
    医師/千葉大学医学部附属病院アレルギー・臨床免疫学  
    平成21年度卒業

好きなことを自由に学び、本を読み漁った中高生時代。

 静学に入学したのは親の意向もありましたが、志の高い人が集まる学校に行きたいと、当時の自分なりに考えていました。医師である父の姿を見て、自分も医師を目指していたため、医学部の受験を見据えて6年間を計画的に過ごすことができ、まさに理想の環境でした。静学は生徒の好奇心を後押ししてくれます。中学生で高校の数学について質問に行けたし、好きな科目を突き詰めて学ぶ自分を応援してくれる気風がありました。

 所属していた理数系のクラスは、自分で目標を決めて努力する人ばかり。建築、プログラム、工学、理学など、目標が違うと思考も異なります。課題に対するアプローチの仕方を見ても、考え方の違いや多様性に驚かされることばかりでした。当時夢中になっていたのは、学校の図書館の本を読むことです。小説も科学書も、ジャンルを問わず読み漁り、図書館に毎月希望図書をリクエストするほどでした。医師は人と密接に関わる仕事で、想像力や理詰めでは割り切れない人の気持ちというものを、この時の読書を通じて学べたように思えます。

未知の領域を解明し、医療の進歩に貢献していきたい。

 国公立医大は二次試験に特徴があり、とにかく的を絞って勉強する必要があるため、志望校を千葉大に絞り、戦略を考えて計画的に勉強。塾にも通わず、人生で一番勉強したと言えるほど取り組みました。この経験があったので、医師国家試験も乗り越えられたと思います。

 勤め先は、診療だけでなく研究も続けられる大学附属病院に。膠原病など自己免疫系のアレルギー疾患を専門とし、外来患者の診療にあたりながら、病気や治療法の研究を行い、学会出席や論文の執筆もしています。膠原病は原因も治療法も未知の領域が多いため、まだ解明されていないことを突き詰めたいという好奇心が刺激されます。一方で、新しいことがわかると医療の進歩が形に出やすい側面もあります。一生涯をかけて学び続け、この病域で貢献し、日本を引っ張っていきたいという目標に向けて日夜励んでいます。自分の働きで一歩でも皆が先に進み、バトンを次の世代に渡していくことができれば本望です。