Shizugaku 静岡学園中学校Shizugaku 静岡学園中学校

60 YEARS
  • OB OG’s VOICE
    静学を巣立っていった卒業生たちの声

    濃密な時間を過ごした思春期の教室、
    将来の夢をはぐくんだ大切な6年間。

    山口 真奈さん
    関西大学文学部 総合人文学科卒業 臨床心理士  
    平成20年度卒業

 思い出すのは夢中だった新体操のこと。小学生から習っていた新体操を中学でも続けるために、新体操部のあった静岡学園を進学先に決めたほどです。部員が少なく団体戦での大会出場はかないませんでしたが、個人種目で高2まで活動。最後は部員が私一人。先生とマンツーマンでの部活では、美しい演技のために、二重跳び100回など当たり前という厳しい練習をこなしていました。

 大学でも社会人になってからも、目の前の壁を絶対に乗り越えられる自信があったのは、あの厳しい練習を乗り越えてきたからです。

 印象深いのは古典の授業。教科書以外も読みたいと思わせる楽しい内容で、おかげでセンター試験の古典は満点でした。今の仕事につながる人の心への興味は、現代文の授業で夏目漱石の『こころ』を学んだ時から。先生が「ころころ変わるからこころです」と言った言葉が心に残り、ここから臨床心理士へと道がつながります。その様子を見守るように、先生から心の不思議を題材にした本をすすめられることもあり、どんどん自分の興味が広がり、また深まっていくのを感じていました。

 大学院を経て、現在は精神科の病院でカウンセリングや検査など、医師や看護師とともに患者さんに対応しています。人間の感情を扱う仕事ですから、自分が生きてきたすべてが糧となります。当時の静学は、中学1年から高3までクラスも担任の先生もそのまま持ち上がり。思春期という心が揺れ動く時期に、濃密な時間を過ごしたクラスメイトとの6年間のすべてが、間違いなく仕事に生かされています。