静岡学園中学校・高等学校

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静学ブログ

2020年12月22日

SGT Repeat講座 Global Communication 第2回 原一夫先生との対話 素晴らしい人間とその世界~東京ディズニーランド秘話~

 12月17日(木)、放課後の時間を利用しSGT教養講座Global Communication 第2回原一夫先生との対話が行われました。前回の講座が大人気で参加できなかった生徒が多数いたため今回は特別にRepeat講座が開かれました。先生は、株式会社オリエンタルランドのセキュリティ部リスクマネジメント担当者としてお勤めになられておられましたが現在は退職され、小学校を中心にディズニーランドについてご講演されているそうです。参加者は10名(中学1年生6名、高校2年生4名)です。

 まず初めにディズニーランドについてお話していただきました。東京ディズニーランドは1983年に開園し、開園当初は日本の修学旅行を変えるという目標があったそうです。実際、今では年間100万人以上の修学旅行生が来園しているそうです。ディズニーランドは、ディズニーテーマパークとしてエリアごとにキャストのコスチュームなど全てをテーマ化してあります。例えば、ディズニーランドは左回りに古代から現代への時の流れを表しています。反対に、ディズニーシーは各国の体験ができるように分かれています。またゲストに対して最高のおもてなしをするためにキャストは様々なトレーニングを受けています。キャストはまず入社すると3日間オリエンタルランド本社にあるディズニーユニバーシティーと言われるところで3日間おもてなしについて学びます。本講座の中でも生徒は実際にキャストトレーニングの1つであるアイコンタクトを体験しました。相手の目を見て話すことの大切さを実感していました。またキャストはゲストに対して不快な思いをさせないよう、茶髪、ネイル、髭などを禁止し、ゲストを不安にさせないよう年間で約300回近くの避難訓練を行っています。この訓練のおかげで、生徒の中には、2011年に起こった東日本大震災の時にディズニーランドで被災しましたが、キャストの声掛けや誘導によって安心したという体験をした生徒もいました。

 次にディズニーランド開園当初の社長高橋さんのことばについて話していただきました。高橋さんの希望を叶える言葉、やるだけのことを全力でやった人が持っている「うん」、何事にも動じない生き方をする「どん」、粘り強い根気をもつ「こん」、この3つの言葉を話してくださいました。また原先生は心の中に「向き不向きよりも前向きに」という言葉を胸に様々なことに挑戦しているそうです。

 ゲスト思いなおもてなしや、ディズニーリゾート内の工夫を聞いてディズニーリゾートに行きたくなった生徒も多いと思います。大変人気のある講座ですが、残念ながら今回も参加出来なかった生徒のために講師の原先生に来年度の開講もお願いしました。来週から特別授業が始まり、午後には様々なSGTが新型コロナウイルス感染症対策を行った上で開催されます。お楽しみに。










2020年11月12日

金融教室 株式会社や金融の仕組みを学ぼう

 11月10日(火)、放課後の時間を利用しSGT教養講座「金融教室―株式会社や金融の仕組みについて学ぼう!-」が行われました。参加者は16名(中学1年生9名、中学2年生1名、高校1年生3名、高校2年生2名、高校3年生1名)です。講師は、日本証券業協会金融・証券インストラクターの石原敬子先生です。

 まずは自分たちが思い浮かべる会社を挙げていきました。生徒からは様々な会社名が挙がり、そこから実際に経済について学んでいきました。経済を回すためには、安いものばかりを選ぶのではなく、少し値段が高くてもいいものを選び買う姿勢が大切だと学びました。消費者のその姿勢が企業にとってより良いものを作るきっかけになります。

 次に実際に、株式会社について学びました。株式の流れを近年利用者が増えているオークションに例えて説明してくださいました。起業する際に必要なお金をどのように集めるべきか、集めた後そのお金をどう使っていくかを知ることができました。また将来株を買う際には、株価を見ることはもちろん大切ですが、それだけではなく社長の人柄や会社の売り上げなど様々なことを見て買う必要があると学びました。株は、未成年は保護者の同意が必要ですが、特に年齢制限がなく誰でも買うことができるのでこの講座を受けて株について興味を持った生徒もいました。

 この講座を通して日常生活の中にあるお金の流れを知ることができました。中には金融について詳しい生徒もいて普段の授業では学ぶことができない、より高度な内容を学び満足していました。次回のSGTでは独占禁止法を学びます。お楽しみに。








2020年11月10日

SGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜第8回棚田Tour

 11月7日(土)、放課後の時間を利用しSGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜第8回棚田Tourが行われました。当日は雨天が予想されていたため実施が危ぶまれましたが、雨の影響は多少あったものの当初予定していた脱穀作業を無事終えることが出来ました。

 毎回お世話になっている清沢塾塾生の方々の丁寧なご指導もあり、生徒たちは大正時代に作られた足踏み式の脱穀機を使い1束ずつ脱穀していきました。現代のようなコンバインがない時代にこの脱穀機は大変重宝したそうですが、勢いをつけて時計回りに回さないと稲穂が上手く取れません。この回し始めが慣れないと上手くいかず反時計回りに回ってしまい、稲穂を巻き込んでしまいそうになるなど四苦八苦している生徒もいました。

 脱穀している最中に雨が降り出し外に出してあった唐箕が濡れてしまったことと稲籾が湿ってしまうことから稲籾の選り分けは出来ませんでした。しかししばらくすると雨が止んだので稲籾を取った藁を田に肥料として巻きました。清沢の棚田は、無農薬・無化学肥料で稲を育てていることからこの藁が唯一の肥料になります。

 これで今年の農業体験講座は全て修了しました。来年度は、4月から育苗箱に種まきをするところからまた開始です。年度末に在校生を対象とした事前講座を本校で実施します。3月中に実施する予定です。ぜひ参加されてはいかがでしょうか。日時については、決定し次第Classiでお知らせします。











2020年11月10日

緊急特別企画SGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜静学荘の稲刈り

 10月30日(金)、放課後の時間を利用し緊急特別企画SGT農業体験講座〜静学荘の稲刈りをしよう!〜が行われました。本校の図書館棟北側のプランターに植えられた稲があります。これは毎年、農業体験講座でお世話になっている清沢塾塾長からいただき生徒たちが育ててきたもので明治時代に作られた品種『あさひ』です。今年は夏の異常気象のため3つのプランターのうち2つが枯れてしまいましたが、残り1つのプランターの稲はよく育ちました。はさみで茎を根元から採ったあと稲穂の部分を切り取り来年度に蒔く新たな種籾とします。藁は細かく切って土とよく混ぜ合わせ肥料としました。稲籾は育苗箱を作り苗が生えてからプランターに植えます。来年は、豊作になるといいですね。




2020年10月22日

SGT教養講座 Global Communication 第2回原一夫先生との対 話 素晴らしい人間とその世界〜東京ディズニーランド秘話〜

 10月13日(火)、放課後の時間を利用しSGT教養講座Global Communication 第2回原一夫先生との対話が行われました。先生は、株式会社オリエンタルランドのセキュリティ部リスクマネジメント担当者としてお勤めになられておられましたが現在は退職され、小学校を中心にディズニーランドについてご講演されているそうです。
今回は本校の中高生を対象に『素晴らしい人間とその世界〜東京ディズニーランド秘話〜』と題して御講演いただきました。ディズニーランドがテーマであったため、参加希望者が多く、定員20名に対して多くの参加希望者が殺到しましたが、残念ながら参加出来なかった生徒もいました。

 初めにオリエンタルランド入社までの経緯をお話し下さいました。オイルショックにより不況で大卒にとっては就職難の時代に2社の会社説明会に行きオリエンタルランド1社のみを受験されたそうです。オリエンタルランドを選んだ理由として週休二日制であること、支店がなく転勤がないこと、将来の幹部候補を募集していることがあったそうですが、何の後ろ盾もコネもなく飛び込むような形で就職試験を受け合格したとのことでした。会社説明会では、『ディズニーランドを作ろうという夢のあるプレゼンテーション』を見せられ、その後の面接で『本社に入社したらどんな仕事をしたいか』との質問に対し『レジャーの仕事がしたい』と答えたそうです。

 こうして入社後、東京ディズニーランドの開設に向けて努力されたそうです。1955年、アメリカのカリフォルニアにウォルト・ディズニーによって開設されたディズニーランドは、『世界中のあらゆる人々を楽しませ』ることを目的に作られ、現在はカリフォルニアアドベンチャーなどの施設を造られています。1971年、フロリダにディズニーワールドが開園し、マジックキングダム、EPCOT、アニマルキングダムなど多くのテーマ化された施設が点在しています。

 東京ディズニーランドが開園したのは、1983年です。今年で37周年を迎えます。『世界の人々が楽しめるディズニーランドを日本に持って来たい!』との思いから誘致に取り組んだそうです。それが今ではディズニーシーも含め、ディズニーリゾートを訪れる来園者数は年間で約3500万人までになったそうです。

 次にウォルトがディズニーランドを作るのに至った背景をお話してくれました。ウォルトが『娘たちを遊園地に連れていった時、娘たちを見ているだけだった』ので『家族が一緒に楽しめる場所を創りたいという思い』からディズニーランドを作ったそうです。ウォルトのこだわりとして、彼が描いた『ディズニーアニメを題材としたパーク』とすること、『暴力や戦争をイメージした施設は造らない』こと、『いつもきれいなパーク』にすること、『心のこもったおもてなし』が出来る施設であることを掲げていたそうです。

 まさにウォルトの理想が詰まったディズニーランドでは、独自の用語が使われています。『パーク』で働いている人は、『キャスト(俳優)』と呼び、東京ディズニーランドやディズニーシーは、テーマパーク、『パーク』の外は、『バックステージ』、『パーク』の中は、『オンステージ』、『スリルライドなどの乗り物施設』は『アトラクション』、『キャスト(俳優)』が着る衣装は、『コスチューム』などディズニーランド好きには、当たり前の用語だとは思いますが、施設内が一つのステージであることを意味する用語が並んでいるのが印象的でした。まさにテーマパークは、優秀なキャストによって綿密に演出された魔法の国です。

 その演出を維持するためテーマパークとして『すべてがテーマ化され、統一された施設』となっており、『音楽、コスチューム、建物デザイン、食事メニュー』が一体となっていることやパークは、『キャストとゲストの触れ合いの場』であることや『キャストは俳優として立場で演技するための教育を受ける』ことが義務づけられているそうです。またパークデザインもよく考えられており、ディズニーランドに入ると正面に現実世界の『ワールドバザール』があり、その対比として一番奥におとぎの国『ファンタジーランド』があり、入口を入り左側に過去の国『アドベンチャーランド』と『ウェスタンランド』、右側に未来の国『トゥモローランド』を配置して対比しています。さらに中心には『ハブ』と呼ばれる車輪がデザインされ、ディズニーランドとディズニーシーによく行けるようデザインされているとのことでした。

 中でも『キャスト』と呼ばれる俳優たちは、オリエンタルランド本社にある『ディズニーユニバーシティー』で教育を受けるそうです。この組織は、各部の『準社員』から選ばれた人々から構成され、パークで働く正社員や準社員を教育しているそうです。

 ディズニーランドは、多くのリピーターを集める施設としても有名ですが、その秘訣も教えてくれました。それは『SCSE』と呼ばれ、『ゲストを幸せにするための鍵』として準社員・正社員問わず徹底されているそうです。一つ目は『Safety(安全)』、2つ目は『Courtesy(礼儀正しさ)』、3つ目が『Show(ショー)』、4つ目が『Efficiency(効率)』だそうです。この4つのKey wordをいつも念頭に置き、行動出来るよう『キャストトレーニング』が行われるそうです。例えば、『どんなに急いでいてもオンステージでは走らない』こと、『ゲストを待たせないように常にチームワークを考えて動く』こと、『毎日が初心の気持ち』で演じること、『ゲストと目を合わせて笑顔でアイコンタクトをとる』ことを徹底するよう教育するそうです。

 さて、さまざまな演出が凝らされているディズニーランドですが、さらに私たちを夢の世界に導くための工夫もされています。例えば、『遠近法を駆使したワールドバザール』のアーチや建物を古く見せるためのエージングなどがあります。またキャストにも厳しい演出が求められ手の振り方一つとっても角度や振り位置などが細かく定められているそうです。
最後にディズニーランド秘話とオリエンタルランドについてお話下さいました。開園当時の社長であった高橋さんは、『うん・どん・こん』に代表される姿勢が大切であると社員に説いていたそうです。『うん』は、『運』であり、それは自分から創るもので、そのためには物事に『どん』欲に立ち向かっていく心を持ち、粘り強い『根』気を持つことが大切だと日頃からおっしゃっていたそうです。

 ディズニーランドは、アメリカのディズニーランドに習って建設され、そのマニュアルもアメリカのものを採用していますが、日本ではこのマニュアル以上のことをキャストが出来るようになり、その実績が認められて日本的な対応が認められ、アメリカ本社からも高い評価を受けているそうです。一見すると全てがマニュアルに則して動いている将棋の駒のようなキャストですが、実は『親切や思いやりを忘れない心』をトレーニングで養っているそうです。これがディズニーランド&シーへのリピーター来場者数を今も増やしている理由なのでしょうね。

 講義のあとの原先生との質疑応答でいつも以上に質問や感想を発表してくれた生徒が多くいました。将来はディズニーリゾートで働きたいと思う生徒もいるようです。

 最後に本校の生徒にとっては大変うれしいお知らせがあります。本講座は参加希望者も多かったため講師の原先生にお願いしてリピート講座を実施することが決定しました。次回は、12月17日(木)の放課後です。定員は新型コロナウィルス肺炎感染防止のため前回と同様、中高合わせて20名とします。但し生徒のリピート受講は禁止します。参加登録については、追ってClassiでお知らせします。参加を希望する生徒は、Classiによる学び支援課からのお知らせで確認して下さい。参加登録は、11月に入ってからを予定しています。よろしくお願いします。