静岡学園中学校・高等学校

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静学ブログ

2021年12月28日

SGT教養講座 Flower Arrangement

 12月27日(月)、特別授業日の放課後の時間を利用して、SGT教養講座Flower Arrangementが実施されました。講師は、株式会社村松園芸代表取締役でFlower Designerの村松文彦先生です。3階物理実験室と化学実験室を会場に中・高生徒・保護者合わせて16名が参加しました。

 今年は実施日が年末ということもあり、春を先取りした春のお花を使ったFlower Designと題して実施しました。最初に物理実験室を会場に村松先生の楽しいお話を交えながら3つの作品を創作していただきました。1つは、トルコ桔梗やスイートピーをちりばめた作品、もう一つは白を基調とした紫陽花をちりばめた花束、最後に新年に相応しい松や梅をちりばめたお正月に相応しい作品とこれからの季節にぴったりのFlower Arrangement作品が出来上がりました。

 次に会場を化学実験室に移して村松先生のご指導のもと各自1つずつ作品を作りました。静岡県産のスイートピーやオランダから輸入されたチューリップを使い、春の野に咲き乱れるお花をイメージして作品を作りました。淡いピンク色のスイートピーにアクセントとなるオレンジ色のチューリップが映える作品となりました。

 村松先生はミャンマーでFlower Arrangementの素晴らしさを伝えるテレビ番組に出演されていましたが、現在は軍部のクーデターにより政権が軍事独裁政権になったことやコロナ禍より渡航が難しくなったこともありYouTubeでFlower Arrangementの動画を週2回撮影してUPしているそうです。その他にもさまざまなイベントに参加され、花の持つ魅力をいつも精いっぱい引き出そうとするVitality溢れる創作活動に驚かされます。

 さて次回は、高校生の卒業式前に行われるFinal SGTです。2年ぶりに開催されるFlower Arrangementは、いったいどのような作品に仕上がるのでしょうか。楽しみです。










2021年12月26日

SGT教養講座 法教育教室Part 2

 12月24日(金)、特別授業日の放課後の時間を利用して、SGT教養講座法教育教室Part 2が静岡地方裁判所を会場に実施されました。講師は、静岡地方裁判所総務課広報係長の岩室さんです。中学生1名と高校生9名が参加しました。本講座は、当初裁判傍聴を予定していましたが、前日に裁判所から連絡があり、本日傍聴予定であった裁判の期日が変更になったとのお話をいただきました。そこで急きょプログラムを変更しての実施となりました。

 最初に小法廷で裁判員裁判制度についてのDVDを20分程観賞しました。6人の裁判員と3人の裁判官が1つの事件の1審の裁判を担当し、評議の上、事実認定(有罪・無罪)と量刑を決定するということを学びました。次に広報係長の岩室さんから裁判制度についての説明がありました。裁判所事務官としてどのようなお仕事をしていたのか、広報係として現在、どのような仕事をしているのかといったお話を聞くことが出来ました。

 さらに今回は、裁判官の林田さんからお話を聞くことが出来ました。裁判官になって16年目の女性の裁判官とのことで裁判官や裁判所事務官には女性も多いということをおっしゃっていました。生徒からは、裁判で無罪判決を出したことはあるのかと言った素朴な質問から裁判をAIに任せることは出来ると思うかといった質問までさまざまな疑問に答えていただきました。林田さんからは、裁判官になるには、大学受験よりももう少し勉強しないと司法試験は合格出来ないので頑張って下さいとの励ましのお言葉をいただきました。

 最後に会場を大法廷に移し、模擬裁判を行いました。裁判官、検察官、弁護人、証人、被告人、裁判員という6役にそれぞれ分かれ、強盗致傷に問われている被告人が有罪か、無罪かを争う裁判を行いました。あらかじめ広報係の岩室さんからいただいた台本には、それぞれの立場から発言するセリフが書かれていますが、それを本物の法廷と演じるとなると重みがあります。最後は、裁判官と裁判員による評議で有罪となりましたが、検察官、弁護人、証人の立場の生徒は無罪の判定をしました。立場によって有罪・無罪が分かれた面白い結果となりました。

 今回は、実施出来なかった裁判傍聴ですが、機会があれば改めて実施したいと思います。お楽しみに。


2021年12月26日

SGT教養講座 法教育教室Part 1

 12月23日(木)、特別授業日の放課後の時間を利用して、SGT教養講座法教育教室Part 1が静岡地方検察庁を会場に実施されました。講師は、静岡地方検察庁にお勤めの本校のOB・OGの検察事務官の方々ほか、広報官、検察官です。静岡地方検察庁からの要請もあり、コロナ禍のため募集人数20名に絞っての実施となりましたが、中学生2名と高校生18名が参加しました。

 まず検察官の仕事についてDVDによる映像を20分程鑑賞しました。女性の社会進出が進む中で静岡地方検察庁でも検察広報官を含め女性の職員が増えていることを感じましたが、この映像の中でも女性検察官が事件を担当していました。続いて検察事務官で本校OBの田中さんから民法改正に伴う成年年齢の引き下げにより令和4年4月1日から18歳以上が裁判員として刑事裁判に参加出来るようになることについてお話がありました。公職選挙法の改正によりすでに現在18歳以上に選挙権が認められていますが、裁判員は選挙人名簿から抽選で選ばれます。令和4年11月頃には令和5年の裁判員候補者をくじで選び裁判員候補者名簿が作られるそうです。令和5年1月以降、裁判員候補者の選任をするとのことでした。この時に具体的な事件の裁判員候補者をくじで選ぶそうです。その後令和5年2月以降の選任手続き期間を経て令和5年2月以降裁判員として裁判に参加します。辞退理由として生徒・学生であることが認められるとのことでしたのでほっとした生徒も多かったのではないかと思います。

 次に改正少年法について説明がありました。18歳・19歳は警察・検察での取り調べのあと家庭裁判所に送られ少年審判を受けることになります。しかし凶悪犯罪を犯した場合、検察官送致をされ起訴されます。こうして裁判になりますが、起訴された段階で18歳・19歳であっても実名報道されるとのことでした。

 最後に検察官なるにはどのような方法があるのかというお話と合わせて検察事務官になるための方法についてもお話がありました。県内で働く公務員として国家公務員採用一般職試験に合格すれば、法律の知識はなくても事務官になることが出来るとのことでした。また事務官として実績を積めば副検事になるための採用試験を受けることが出来、さらにその後は検事になるための採用試験を受けること出来るそうです。本校の卒業生でも2年前に一般職試験に合格し、事務官として働いているOGもいますが、現在16名のOB・OGが静岡地方検察庁で働いているそうです。

 田中事務官からの説明のあと、取調室、証拠品倉庫、記録倉庫を2グループに分かれて見学しました。記録倉庫では本校OGの斉藤事務官から説明を受けました。取調室では検察官か使用する腰繩付きの手錠やナイフなどで襲われたりした時にけがをしないよう着用するチョッキなど本物を触られていただきました。特に手錠については刑事ドラマと手錠に使われる金属が違い、色が違いまた軽いことに驚いたようです。

 本講座の締めくくりとして最後に検察官の業務について、現役検察官との質疑応答の時間がありました。刑事事件についてどのくらいの割合で起訴がなされているのかといった質問から検察官に向いている性格とはといった質問まで多くの生徒から積極的に質問が出たこともあり、あっという間に終了時間が過ぎてしまいました。

 明日の法教育教室Part 2です。裁判を傍聴します。お楽しみに。


2021年12月26日

SGT 中学2年生陶芸教室D班、3日目

 12月9日(木)、SGT 中学2年生対象の陶芸教室D班の3日目の講座がありました。講師は、陶芸しみず春日工房の山本敬之先生です。

 3日目は、まず窯の前に集合し、茶碗と皿の窯出しをしました。800℃で焼いた陶器は白く固くなっていますが、表面はざらざらしています。特に高台は角が尖っていると茶碗を抱えた時の感触がよくありません。そこでこれを紙やすりで整え、高台を中心に底の部分に撥水剤を塗ります。撥水剤が付いている部分は釉薬をはじくため色が付きません。4種類の釉薬の中から気に入った色を選びさらに1240℃で本焼します。まず山本先生の実演による説明を見ながら注意すべきところについて学びます。

 実演による説明を見学した後、生徒はそれぞれの茶碗と小皿に撥水剤を塗り、釉薬に浸けていきます。浸す時間は僅か3秒です。浸し過ぎると釉薬が厚く付いてしまいます。タイミングを見計らって引き上げるのが大変ですが、山本先生のご指導もあり、それぞれ失敗することなく出来ました。

  次回は、いよいよ本焼きした作品の窯出しです。どのような作品に仕上がるのか楽しみです。








2021年12月26日

SGT教養講座 静岡の歴史を学ぼう!〜静岡近代の偉人たち〜

 12月22日(水)、特別授業日の放課後の時間を利用して、SGT教養講座「静岡の歴史を学ぼう!〜静岡近代の偉人たち〜」が開講されました。講師は、静岡市文化振興財団学芸課学芸員の太田那優先生です。8名の生徒(中学生4名と高校生4名)と教員4名が参加しました。

 明治元年、水戸藩から静岡に移送された徳川慶喜は、宝台院で謹慎生活を送ります。その慶喜を尊敬し、彼のもとを訪れた人物としてフランス帰りの渋沢栄一がいます。今年のNHKの大河ドラマ『青天を衝け』の主人公です。ドラマの中で栄一は、歯に着に着せぬ物言いをして周りの人たちをヒヤリとさせるような人物として描かれていますが、彼の自伝にもまさに彼のその性格が表われているようです。太田先生は、渋沢の自伝の抜粋を取り上げ、渋沢が駿河藩から申し付けられた勘定組頭の辞令を放り投げ、『こんな辞令は受けられませんから、私は御免蒙ります』と発し、宿舎に帰ってしまったことが書かれた一説を取り上げ、慶喜の栄一に対する心遣いと役職は蹴ろうとも慶喜に仕えようとする様子が見とれることをこの顛末の背景と合わせてお話いただきました。

 また静岡学問所にやってきたお雇い外国人のE. W. Clarkが本校の近くの蓮永寺に下宿し、そこから馬で毎日静岡学問所に通っていたことやまだまだ攘夷の気風が残る静岡で命を狙われることがあったClarkに対し、勝海舟の勧めもあって西洋風の自宅を設計し、城内に建設したことや、多くの静岡の写真を撮影したものが早稲田大学図書館に残っていることなどを教えていただきました。

 このほかに徳川家康の時代の駿府城下の地図と幕末の地図を拝見させていただきました。普段であれば、博物館や歴史資料館でなければ見る機会のないものですが、これを間近で見られることに生徒のほかわれわれ教員もいたく感動しました。

 次回は、中世から戦国時代の駿府を取り上げていただこうと思います。お楽しみに。