その伸び方が、静学

中高一貫卒業生VOICE

部活の厳しい練習をやり抜くことが、
勉強への自信にもつながっていきます。

赤塚 俊輔さん

東京大学 理科Ⅰ類合格 
平成29年度卒業生

 選手権で活躍する静学サッカーに興味を持ち、入部するために神奈川から進学。あこがれの部活で高校生の先輩たちと一緒に練習できるのはとても刺激的で、厳しくとも充実した毎日でした。身体を動かすことが生活のリズムとなり、短時間でも集中して効率よく勉強する習慣を身につけられたのも、ひた向きに部活に取り組んでいたから。
 2年の終わりにサッカー部を引退してからは、志望大学を定めてとにかく勉強優先で。センター試験の結果が芳しくなかった時も、気持ちを切り替え2次試験対策に集中できたのは、ミスしても前を向いて戦い続ける部活での経験が活きているかもしれません。静学サッカー部での5年間は大きな財産、これからもサッカーに関わっていきたいと思います。
 大学での専攻は漠然と物理系としか決めていませんが、学内で行われている最先端の研究に触れられる機会を最大限に利用して、大学3年からの研究テーマを見つけていくつもりです。

理数系の思考と文芸部での活動が
自分の可能性を広げる両輪に。

森 陽亮さん

筑波大学 情報学群合格 
平成29年度卒業生

 得意科目でもある数学の面白さは、解けたときの達成感にありますが、他方でひとつの問題について別解を導いてくれる授業や、全く別の視点からアプローチする級友の解き方に触発されることも多く、数学の魅力の奥深さを感じてきました。とはいえ理数系ばかりを特化して学んだわけではなく、部活では文芸部の部長を務め、小説を執筆したり俳句を詠んだり。創作活動は難しいけど面白く、自分の可能性の幅を広げてくれたと感じています。
 大学で専攻するのはいわゆるプログラミングなどを学ぶ情報学群。この分野に特別な知識をもっているわけではありませんが、AIやその先にある脳の信号を読み取り操作する、BCI(ブレインコンピュータインターフェイス)に興味があり、これからさらに進化していく分野だと考え志望しました。身近な例で言うと、ゲーム機器なら気になるのはハードの方。BCI技術を活かしたゲームの操作に関わる研究開発をしていきたいと考えています。

興味から生まれる学びを大切に
人間としての器を大きく成長させていきたい。

片瀬 菜摘さん

静岡大学 人文社会科学部合格 
平成29年度卒業生

 母が図書館司書で常に本がある環境で育ったため、何より好きなのは読書。学校で友人たちと書籍を勧め合えば、自分では選ばないジャンルからも幅広い知見を得ることができます。また、子供の頃から書道を習っていたため、漢字の微妙な違いを理論的に説明してくれる国語の授業が面白く、それをきっかけに漢字や言葉に対する感覚も養われていきました。本にまつわる学びを志望し、国文学専攻を考えていましたが、入学を決めたのは人文社会科学部。視点を変えて、人文社会科学から文学にアプローチしていくのも面白いのではないかと期待が膨らみます。
 部活は美術部に加えて、大筆でのパフォーマンスに憧れて高2から書道部も兼部。どちらの部活も自由に自分を表現できる解放感と、文化祭で仲間とひとつのことを成し遂げる達成感が心地よく、心から楽しみました。
 何かになるための勉強だけをするのではつまらない、純粋に興味があることを学んできたいと思っています。

物理学者に必要な体力と明るさは
静学での6年間で培われたもの。

清水 俊さん

東京工業大学 
理学部 応用物理学科卒 
大阪大学 理学研究科助教 
昭和62年度本校卒業生

 大学で物理を専攻し、修士・博士課程から研究を続けているのが“弱い力”。素粒子間で働く極めて弱い力について「なぜそんなことが起こるのか」を解明するために、実験を重ねています。宇宙の謎に関わる究極の問いでもあり、ほんの少しでも研究が進めば大きな価値がある研究です。
 理学というのは真理を求める学問。思うような結果がでない実験でも、へこたれず続けていく忍耐力と、それを楽しめる精神力が求められます。それを養ったのは文武両道の静学精神。剣道部に所属し、夏休みには毎日ソフトボールをして真っ黒に日焼けしていましたから。
 海外の研究者と合同で行う研究も多く、彼らのシェークスピアをネタにしたジョークを理解し、日本の文化や歴史についての質問にも答えないと信頼してもらえない。だからどんな進路を目指すにしろ、専門の勉強だけをするのではなく真の教養を身につけることが大切だと覚えておいてください。

得意な文系ではなく敢えて理系へ
将来を見据えた選択が導いてくれた仕事。

森本 紋奈さん

東京農業大学 
応用生物科学部 醸造科学科卒 
検査センター勤務 
平成23年度本校卒業生

 夢中になっていた百人一首部がある中学を探して入学した静学。入部当初は、競技かるたの知名度はまだ低く、中学生の部員は1人だけ。部員集めに苦労しながらも静学として出場した団体戦は予選敗退でしたが、県代表メンバーに選出され出場した、全国高等学校総合文化祭の団体戦では、3位に入賞することが出来ました。
 化学や数学を「苦手だからってやめていいのか」と自問し、大学での学びを仕事に活かすのなら理系を学ぶべきと、高2のクラス分けでは敢えて理系クラスを選択。大学では食品関係への就職率の高い醸造科学科へ進み、現在は民間企業で依頼に基づき混入した異物が何で、いつどこで混入したかを突き止めるための分析を行う検査員に。忙しい日々の気持ちをリフレッシュさせてくれるのはやっぱりかるた。一生の趣味となっています。かるたも、苦手な理系の学問も全部将来に繋がりました。静学での6年間で、色々なことを経験し、将来の自分の糧としてください。

サッカー部での充実した毎日が自分の誇り。
勉強も、部活も、やりきった手応えがあります。

望月 康平さん

首都大学東京 都市教養学部合格 
平成28年度卒業生

 静学スタイルのサッカーに魅了され祖父母の住む静岡に転居して入学。練習は厳しいけれど、あこがれの静学でプレーできることにやりがいを感じる毎日。レギュラーで活躍できませんでしたが試合で力を試す機会もあり、充実した6年間を過ごすことができました。ここでともに戦った友人たちは他では得難い大切な仲間、文武両道の静学では勉強面でも互いに励ましあうことができる仲間の存在が助けになりました。
 部活の練習が早朝も夕方もあり勉強に割ける時間は多くありませんが、空いた時間を効率的に使うことが身につき、休み時間にも集中して学んでいました。センター試験に向け授業やSGTでカリキュラムを組みやるべきことを押さえて進めてくれるので、先生方を信頼してついていけば安心して受験にのぞめます。大学は人文社会系を幅広く学べるところに魅力を感じ都市教養学部を志望、サッカー部にも入部するつもりです。

問題意識を持って世界を見つめることで
自分の進むべき道も明確になってきました。

渡邉 祐希さん

静岡大学 農学部合格 
平成28年度卒業生

 医学志望でしたが、1対1で治療するより医療技術を開発する方が社会貢献度も高いと考え直し応用生命科学を専攻。遺伝子組み換えなど食の安全に関わる研究をすすめていくつもりです。高2の時、インターナショナルプログラムの豪州ホームステイで、家族でニュースの問題を討論することに驚いた経験から社会との関わり方を意識するようになり、世界の食糧問題に関心が向かったことも進路を決めるきっかけのひとつ。世界で活躍するためには英語は必須、留学を念頭に大学入学後も英語力も磨いていく予定です。
 中高一貫のメリットは中学で高校のカリキュラムを先取り学習できること、そのため大学受験に必要な理系の科目もゆとりをもって学べました。2次試験対策の補習では不得意分野に特化した問題を集めてくれ、多くの問題に触れることで不安が解消され自信をもって試験にのぞむことができ、先生方にはたいへん感謝しています。

好きなことにとことん打ち込める環境で
語学への興味が深まり出会ったペルシア語。

栗田 季果さん

大阪大学 外国語学部合格 
平成28年度卒業生

 中学の英語で言語のしくみや意味を科学的にアプローチをする先生から指導を受け、英語にすっかりのめり込んでいました。つきつめて学ぶうちに言語学そのものへの興味が深まり、進路も語学に関わる学部を選択。関西独特のアカデミックな環境に身を置きたいという考えもあり、様々な言語を選択できる関西の国立大学を志望校にしました。志望校が決定してからは二次試験8年間分の過去問をすべて解くことに。入試直前まで答案を添削してくれた先生方の協力無くして、合格はなし得なかったと感謝しています。
 大学ではペルシア語を専攻。ゆくゆくは探究理系で学んだ科学的な思考を元に、外国語を習得する時の脳の働きを研究したいと考えています。はじめて接するペルシア文字への興味も高まり、言語を学ぶ以上現地にも趣きたい、ペルシアの文化や芸術についても総合的に学びたいと期待が膨らんでいます。

30年経った今でも毎年集まる仲間たち。
目標に向かって共に学んだ誇らしい日々。

佐々木 秀和さん

中央大学法学部卒 
尾崎・佐々木法律事務所 弁護士 
平成4年度本校卒業生

 交通事故の刑事裁判で、提示された証拠を見極めるため物理の知識が必要になり質量保存の法則などの語句に教室での学びを思い起こし、改めて学ぶことにムダはないと痛感させられました。反省を含みながらの助言ですが、受験で必要ないからといって切り捨てずに幅広い分野を学んでおくことは将来絶対に役立つはず。「誰でもはじめは初心者、自分に向いているかどうか実際に試してみないとわからないから、好き嫌いの区別なく取り組みなさい」という当時の先生の言葉が今でも心に残っています。
 静学在学中に得たいちばんの財産は仲間との絆。中高6年間をともに過ごした友人たちとは30年を経た今でも毎年集まり、仕事も住む場所もさまざまですが見栄を張らずに本音でつきあうことができる得難い関係が続いています。友人の子が父のような友を作りたいと静学を志望したと聞きたいへん誇らしく感じ、実りある成長を願っています。

静学ならではの幅広い学びから、
豊かな教養が身についていく。

長谷川 知愛さん

横浜市立大学医学部卒 
横浜市立大学付属病院 後期研修医 
平成19年度本校卒業生

 もともと文科系の科目が得意で部活は文芸部に所属。同じ趣味をもった仲間と時にマニアックな会話をすることは勉強の合間のよい気分転換になりました。医学の歴史を学ぶ講義で、例にあげられたジャンヌダルクの名を周りの学生が知らないことに驚かされた経験からも、改めて文系の知識が自分の財産になっていると気づくことに。理系、文系とバランス良く幅広い知識を身につけることのできるのが静学の学びの特徴、豊かな教養は強みになります。
 法医学に興味を持ち、医師になるために中高一貫の進学校で学びたいと静学を志望。予備校を経ましたが、医師への情熱を持ち続け一途に努力を重ねて医学部への進学を果たし、現在大学病院で後期研修医として勤務中。チームでいちばん後輩でもあり多忙な毎日に、体力不足を痛感。受験にも、どんな仕事にも体力は基本、ぜひ中高時代から身体を鍛えておくことをすすめます。

好きなゴルフに打ち込みながら、
次の夢を叶えるために手にした合格。

上田 晃平さん

東北大学 工学部合格 
平成27年度卒業生

 自動車が好きだから目指すは工学部。そんなシンプルな理由で決めた道ですが、静岡学園でなければ、そして、友人や先生に恵まれなければ、この志望校には手が届かなかったかもしれません。部活ばかりに気持ちが向かいがちな自分を刺激してくれたのは中学からの友人であり、豆知識や面白いエピソードを交えた授業で知的好奇心を高め、苦手な教科で親身にアドバイスしてくれたのが先生方でした。
 そもそも静岡学園に入学したのは、ゴルフ部があったからと、中学校を決めた理由もシンプルでしたが、好きなもの、好きなことを大事にしながら、部活では県大会で個人2位、2度の団体戦優勝という成績を残すことができ、また勉強でも念願の旧帝大の一つである東北大学に現役合格することができたことを心から幸せに思います。
 後輩となる皆さんには、SGTや留学プログラムなど、他校にはないさまざまなチャンスを生かして、ぜひ充実した静学生活を送ってほしいと思います。

柔道も、勉強も、高い意識で取り組み、
仲間とともに成長できた6年間でした。

月岡 早瀬さん

東北大学 理学部合格 
平成27年度卒業生

 地元の中学に柔道部がなく、柔道も勉強もしっかりやるならと入学。以来6年間、文武共に高いレベルで競い合える仲間のおかげで充実した学校生活を送ることができました。長泉からの通学時間に加えて部活もとなると、おのずと勉強に割く時間は限られましたが、授業に集中することを第一に、自分なりの効率のよい勉強法が身についたように思います。
 そして、今さらながら思うのは、中学・高校という心身共に成長する6年間を一緒に過ごす仲間がいかに大事であるかということ。中高一貫だからこその団結力があり、それに助けられることも多々ありました。とくに前期試験で第一志望の東京大学に惜しい点差で及ばず、気落ちしていた自分を励まし続け、よくぞそこまで肉薄できたと自信にかえ、気持ちを高めてくれたのも仲間でした。
 勉強も部活もガツガツと積極的に取り組む静学の気風。そんな心意気で大学でも柔道に励み、専門の数学を極めながら、新しいことに挑戦してみたいと思っています。

命を尊重し、人に尽くす、医師という仕事。
「孝友三心」の精神は生かされています。

渡邉 昌也さん

岐阜大学医学部医学科 
静岡県立総合病院食道胃外科 
主任医長 医師 
昭和62年度卒業生

 当時は寮生活を送りながら夜間授業も受けたりと、勉強漬けの毎日。それでも心が折れることなく、中高6年間を過ごせたのは高い目標を持つ仲間がいたこと、さらに学べる環境がそこにあったことが大きかったと思います。中学3年の頃にはすでに医師を目指そうと決めていましたが、何のために学ぶのかを自分なりに理解していたからこそ努力を続けられたのだとも思っています。
 静岡学園では今なお「孝友三心」の精神が受け継がれていますが、社会に出て一層、服する心、感謝する心、全うする心の大切さを痛感するようになりました。とくに医師という仕事は、人の命を尊重し、人に尽くす仕事であり、患者さんからの感謝の言葉をやりがいとして、我々を支える方々に常に感謝の心を忘れてはいけない仕事でもあります。同じ病院内、あるいは他の病診や医療関係者に静学出身者は多く、同じ精神を共有した同窓生とのつながりは心強いもの。そこに50年という学校の歴史の重みを実感しています。

文系・理系の区別なく学んでおくことも大切。
そうすれば進みたい方向にいつでも舵を切れる。

瀧村 晴人さん

東京大学理学部数学科 
財務省大臣官房秘書課財務官室 
課長補佐 
平成9年度卒業生

 大学では数学科で金融工学を学び、日系や外資系の証券会社でインターンも経験しながら、選んだ職場は、文系の牙城とされる財務省でした。ドルやユーロなど外国為替市場に関わる仕事を皮切りに、コロンビア大学院への留学、そして、IMFエコノミストとして出向の際には欧州金融危機への対応やエジプト経済再建への助言を担い、現在は財務省に戻ってG7財務大臣・中央銀行総裁会議の裏方を務める等、国際金融の世界的出来事に直面する仕事の連続。財務省の中でも理系である私の経歴は珍しいのですが、周りと違うことは、人と異なる発想ができることにつながり、私の強みになっています。
 だから、高校時代は、文系・理系の区別なく学びましょう。20年後、考えもしなかった分野で活躍されているかもしれません。そして、その活躍の場は日本の大学受験科目の分類によって規定されるほど狭いはずがありません。勉強以外にも、好奇心も時間もたっぷりある今のうちに面白そうなことにはどんどんトライする。すべてが将来きっと自分の力になります。

PAGE TOP
このページのトップへ
お問い合わせ・資料請求このページのトップへ