ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

静岡学園図書100選

山椒大夫・高瀬舟他四篇著者・編集者森鴎外著叢書又は出版社岩波文庫発行年2002年10月NDC913.6ここでは高瀬舟を紹介します。島流しを命じられた京都の罪人を大坂へ護送する高瀬舟。罪人は見るのも辛いほど気の毒な様子をしているのに、喜助という男は様子がおかしいのです。島流しにされるのに楽しそうなのです。不審に思った庄兵衛はその訳を聞きます。庄兵衛は喜助のしたことが人殺しと呼べるのかと自問自答しながら、ただ粛々と護送の役目を果たします。短篇小説ですが、喜助の行為は安楽死なのか、それとも嘱託殺人なのかと考えさせられます。また、島流しをありがたい、生きていられればそれで満足という思いについても、いろいろと意見や感想が出るでしょう。苦しみがあるから幸せがある…そんなことを感じる、奥の深い作品です。92