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概要

静岡学園図書100選

「本の魅力、図書館へGO!」「図書館は良いところだ。ある意味、学校の顔にもなる」とこれまでの勤務校や他校の図書館を訪れて感じてきた。静けさと清冽な雰囲気に包まれ、その落ち着いた佇まいに癒やされる。安心できる空間と時間の醸成が図書館の魅力の真骨頂だと思う。そして新しい本との出会いにも常にワクワクさせられる。現代の若者、中・高・大学生の読書(活字)離れが叫ばれる昨今、読書を、そして図書館をもう一度見直す必要があるように感じている。今まで、たくさんの本を読んできた。それこそ、様々な分野の本を、である。小説、ハードボイルド、ノンフィクションの書籍や専門である数学書や教育関連図書も。SFではドイツの作家達による世界最長のスペースオペラ=ペリー・ローダンシリーズも長年愛読している。その他の作家では、村上春樹、沢木耕太郎、北方謙三、ロバート・B・パーカー辺り。自然関連分野では星野道夫や田渕義雄、新田次郎の著作も波長が合い好きである。おしなべて云えることは「本」は期待を裏切らない、ということだ。それぞれに魅力があり、読めば必ず新しい発見や感動を味わうことができる。考えてみると「感動し、心が動かされる」ということは、直接体験の中で生まれることが多い。肌に直接感じ体感することは、本を読んだり映画・TVで映像として観たりすることと比較して、それこそ心や身体に響きやすい。博物館や美術館、演劇等の舞台芸術鑑賞等の価値は正にそこにある。しかし、直接体験は極めて限定的で人生の限られた時間・空間の中で体感することはやはり限りがある。その点、間接体験は、たくさんの事、ものに触れることとして価値がある。その対象となる領域・分野は限りがなく、無尽蔵と云える。読書は、疑似体験ではあるが、その世界・フィールドへ導くことや価値を実感させ堪能することができる。直接体験へのガイド役も担うことも可能だ。読書は間接体験の主要な手段の一つと云える。さて今回、2012年7月発行の『静学図書100選・図書館ガイド』改訂の運びとなった。推薦本99冊も新たにリニューアルされた。皆さんの心の琴線に触れる本がきっと含まれていると思う。読書は、教養を深め感性を磨き、人間性を陶冶する素晴らしい源泉と云える。もう一度、読書の持つ意義と図書館の活用を考えたらどうだろう。電子媒体が世の中を席巻し、大学生の“読書量0”が話題となる現在、あえて「読書好き」「図書館好き」が一人でも増えて欲しいと思っている。皆さん、ぜひ図書館へGO!そして「本」の魅力を堪能しよう。校長鈴木啓之01