静岡学園中学校・高等学校

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静学ブログ

2019年7月1日

SGT教養講座 管理栄養士が勧める体と脳を活性化する食事!

 6月18日(火)、SGT教養講座 管理栄養士が勧める体と脳を活性化する食事!の座学講座が開催されました。当初、中学3年生から高校3年生までを対象とした講座でしたが、保護者にも開講し19名の受講者を集め実施しました。講師は、昨年度に引き続きRyu medical cookingの代表管理栄養士小川侑子先生です。高校3年生の中で管理栄養士を志望する生徒も参加していることから最初に管理栄養士の仕事についてお話いただきました。病院・高齢者施設・介護施設やクリニック、薬局などでの栄養相談のほか、ジムやスポーツ団体の寮での食事管理、またはフリーが活躍する管理栄養士もいるそうです。したがって病気になった時や長生きするための食事や食事が大変になった時だけではなく、栄養Balanceがとれ元気に成長することを目的とした食事やスポーツや勉強でより良い結果を出すための食事について考えアドバイスをすることも多いそうです。

 そこで40代でデスクワーク中心の仕事であまり運動をしない女性から肥満気味で健康診断で体重を減らすように指摘されたと仮定し、どのようなアドバイスをしたらよいか、食事習慣例を見ながら推定必要エネルギーについて表を見ながらどのくらいカロリーオーバーしているのかを参加者全員で計算し、食事内容をチェックしました。先生のご指導で生徒は家庭科で学んだ五大栄養素について復習し、炭水化物が多くビタミン・ミネラルが少ないことに気付きました。人間が健康に生活するためには、炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素のほかにビタミン・ミネラルが必要であること、そして何より栄養バランスのよい食事と効果的な栄養素を摂ることが大切であること学びました。

 次にそれぞれの希望に合わせた栄養の摂り方についてお話下さいました。運動選手にとって骨は大切なものですが、骨を強くするためにはカルシウム、ビタミンDを多く摂り、リンの摂り過ぎを控えること、女性にとって美肌は憧れですが、肌艶をよくするためにはビタミンC、ビタミンB群、たんぱく質、コラーゲンを摂り、炭水化物や油の摂り過ぎを控えること、風邪をひきにくくするためにはビタミンA・C・E、乳酸菌、たんぱく質、アリシンなどの栄養を摂取することが大切であることを学びました。

 最後に今回のもう一つのテーマである集中力をUPさせる食事についてお話下さいました。集中力を高めるには脳をしっかりと動かすための食事が必要です。脳に必要な栄養素は、ブドウ糖、DHA、鉄分です。特にブドウ糖は脳の主要なエネルギー源であり、ビタミンB1と合わせて朝から一緒にとることが大切だそうです。次にDHAですが、これは脳の発達には欠かせない栄養素で人間の体内では作り出せない必須脂肪酸でシナプスの材料となり記憶力や数力を促進する栄養素です。鮪やブリ、鯖やサンマ、ウナギなどに含まれる栄養素ですが、朝に摂るのが効果的とのことでした。そして最後に鉄分ですが、これは脳が酸欠状態になり集中力が低下することを防ぐ栄養素です。赤身の肉、赤身の魚、あさり、ブロッコリー、小松菜、ひじきに含まれビタミンCと一緒に摂ると吸収率がUPするそうです。さらに食べ方について最後教えていただきました。脳が活性化するためには、よく噛んで食べることが大切だそうです。噛むことにより脳への刺激が伝わり、血流が増え神経活動が活性化し、記憶を司る海馬が刺激され活発になるとのことでした。

 講演のあと保護者からサプリメントの効果について質問がありました。足りない栄養素をサプリメントで補っても早く体に吸収されるが、早く体の外に排出されるとのことでした。90分の講義もあっと言う間に終わり、次回7月20日(土)は、調理実習講座です。集中力UPの食事〜実践編〜と題して鶏と夏野菜の黒酢あんかけと豆乳きな粉プリンを作ります。お楽しみに。

2019年5月22日

SGT Balloon Art

 5月21日(火)、講師にBalloon Artistのゆっぴー♥️先生をお迎えし、SGT Balloon Artが開催されました。中学生・高校生合わせて36名の参加登録者が参加し、風船を使った剣、犬、花輪の3種類の作り方を学びました。長い棒状の風船をポンプで膨らませて適当な長さでねじって形を整えていきます。ゆっぴー♥️先生のご指導のもとあっと言う間に剣やダックスフント、お花の形が出来上がっていきます。明るく大変分かりやすいご指導で、生徒たちも楽しく学ぶことが出来ました。6月15日(土)の静学祭では、今回学んだ生徒たちが習った技術を活かし、Balloon Artで小さなお子様たちをおもてなししてくれることでしょう。なお今回のSGTは、5月22日(水)の静岡新聞の朝刊の記事にもカラーで掲載されました。

2019年5月14日

SGTステンドグラス教室・和文化、始まる。

 5月9日(木)、中学1年生対象のSGTステンドグラス教室と和文化が始まりました。ステンドグラス教室は、講師にステンドグラス工房かわもとの代表、かわもとみえ先生とその他アシスタント講師の3名の方をお迎えしての講座です。今回はAグループの25名が挑戦しました。4回の講座で1作品を作ります。今年度は、Candle Boxを作成します。Candle、Crystal、Tree、Floral、Heartのデザインの6種類の中から一つ形を選び、合わせて色ガラスも各自に選択してもらいました。かわもと先生は、静岡県を代表する若手ステンドグラス・アーティストで毎年本講座を担当しています。アメリカでステンドグラスを学ばれたあと現在はヨーロッパのステンドグラス技術を研究され、県内でも一般の住宅から教会のステンドグラスまで幅広くお仕事をなされています。
  
 さて、生徒は先生のご指導のもと色ガラスを太陽光に照らしながら硝子を選び、各型のパターンに合わせて硝子を自分で切り出していきます。硝子はオイルカッターを使い切っていきますが、紙と違い真っ直ぐにしか割れません。初めての作業で指先を切ったりする生徒もいますが、大した怪我になることもなく15時10分から15時10分までの2時間の作業時間があっと言う間に過ぎてしまいました。次回2回目の6月20日(木)の講座では硝子の切り出しを完成させてコパーテープを巻いていく作業に入ります。どのような作品になるのか完成が楽しみです。

 一方、Aグループ以外の生徒は、7時間目に囲碁、将棋、カルタ(百人一首)、踊りに分かれてSGT和文化を体験しました。囲碁を担当されるのは、本校の元教員で数学を担当していらっしゃいました織田先生です。初めて体験する囲碁の楽しさにわくわくしていた生徒もいました。踊りは、郡上踊りを学びます。岐阜県の郡上八幡で踊られている伝統的な踊りですが、10種類あります。これを音楽担当の三浦教諭のご指導で踊り、一つずつ覚えていきます。将棋は将棋部顧問の武藤教諭、カルタは百人一首部顧問の帯川教諭が担当しています。次回は6月20日(木)の7限です。日本の伝統的なゲームで頭を鍛えるのも楽しいものです。次回のレポートをお楽しみに。

2019年5月13日

SGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜第2回棚田tour

 5月11日(土)、晴天のもと本日も清沢の棚田へと向かいました。今回は、田の整備と茶畑の手入れを行いました。作業を始める前に中井先生からお茶の木についてお話がありました。日本では効率よく合理的に茶葉を採るため背の低い横広がりに木を刈り込み整えていったが、本来は茶の木は上へと伸びるものなので茶の産地である中国の雲南省では茶の木の形が違うということでした。また日本では茶葉を害虫から守るために消毒をするがその量が多いことを嘆いておられました。清沢の茶畑はここ6年間、消毒はせず育てているそうです。無農薬の有機栽培で育つ茶葉は少し「こわい」(静岡弁で固い)葉になるそうですが、味は抜群です。紅茶に加工されたりします。

 さて、生徒たちは2手に分かれて茶畑の草取りをする者と田の草刈りをする者に分かれて作業を行いました。茶畑にはバラ科の棘のあるツル状の植物がところどころ生えており、それを新芽と見間違えないように抜き取りました。平地と違い山間部にあるので茶摘みにはまだ少し早いとのことで次回間に合えば摘み取り実習を行うことになりました。一方、棚田では4月に植えた種もみがすくすくと育っているはずでしたが、ネットに穴を開け何者かが侵入したせいか、生えたばかりの若い芽が一部食い荒らされてしまいました。生徒たちはネットの端を土で固める作業をして害獣の侵入を食い止めるための対策をしました。さらにこれからの田植えに備え、田の草刈りをしたり、あぜをこしらえたりしました。

 ここまで終わると昼食の時間です。大鍋に作られた野菜いっぱいのおみそ汁を今回も美味しくいただきました。さらにヨモギ茶をいただきました。初めて飲むその味に戸惑った生徒もいました。昼食が終わると、中井先生や清沢塾の方々との座談会です。生徒からの質問に答えていただくと同時に感想を発表してもらいました。生徒たちは生物の種類について大変関心があったようです。特に中学生の女生徒は田の生物に興味津々で、アカハライモリ、カエル、さわがになどが出てくるとよく観察していました。清沢塾の方のお話では、棚田には12種類のカエルがいるそうです。このお話のあと、カエルの産卵場所に見学へ行きましたが、ひと足遅くイノシシに荒らされてしまい観ることが出来ませんでした。また5月下旬から7月上旬には、夜になると源氏蛍と平家蛍が田の上を飛び交い、幻想的な光景が広がりそれはきれいだそうです。

 さて、次回は6月22日(土)です。今度はきっと田植えになることでしょう。
清沢の紅茶の試飲も出来るかもしれません。お楽しみに。

2019年5月9日

SGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜第1回棚田Tour

 4月27日(土)、SGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜第1回棚田Tourが行われました。本校から学校のバスを使い約40分で鱒の養殖場がある清沢に到着します。生徒たちはそこから舗装された山道を20分程歩き、山の中にある棚田にむかいました。当日は、曇りがちの天候で例年よりも現地では肌寒く感じられましたが、中学生・高校生合わせて30名の生徒が参加しました。現地では静岡大学名誉教授の中井弘和先生と清沢塾の方々のご指導により田起こし(耕起)・種蒔き(播種)と代かきを行いました。生徒は二手に分かれ、高校生が中心となり、鍬を使って田を耕しました。平地である田んぼであればトラクターを使い耕しますが、清沢の棚田は深く耕すことをしません。深耕することで稲にとって有害な成分を表面に出すことをしないようにするためです。一方、中学生は、育苗箱に乾燥土を均等に敷きその上からさまざまな種類の種もみを均等に蒔いていきました。なかでも明治時代に品種改良よって生まれた『あさひ』や『亀の尾』といった稲を掛け合わせた品種AK303は、中井先生が苦労されて品種改良に成功し作られた種もみです。コシヒカリ系の米が持つアレルギーを引き起こす遺伝子を持たず、アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質改善に効果があるのではと期待されています。

 種蒔きが終わると、高校生が作った田に水を引き入れ、簡単に代かきをします。この時にさまざまな発見がありました。サワガニや赤腹イモリ、モリアオガエルやシュレーゲルアマガエルが土の中からひよっこり顔をのぞかせます。中学生の女生徒たちは興味深げにサワガニやカエルに触れたりしてその感触を確かめていました。農薬を使わず、化学肥料も使わない完全有機農法を実践しているこの棚田には実に多くの生物が住み着いています。6月下旬から7月の初めになると、源氏蛍や平家蛍が田を覆い尽くすように飛び回ります。そのため蛍の幼虫の餌になる巻き貝のカワニナもいます。近所の田んぼではめったに見られない光景がここにはあります。

 さて、代かきのあと種もみを植えた育苗箱を水を引いた田んぼに箱ごと植えます。ここで3週間程田植えが出来る背丈に成長するまで育てます。平地の田んぼでは2週間程で成長しますが、棚田は気温が低い山中にあり、田植えが出来るまで成長するためには1週間程余分に時間がかかります。最後に猪に食べられないように防護ネットを張って今日の作業は、完成です。
 ここでお昼となり、生徒たちは持参した弁当と合わせて清沢塾婦人部の方々に囲炉裏の炭火でコトコト作っていただいたおみそ汁をいただきました。きのこを中心に野菜がたくさん入ったみそ汁は、冷えた体を温めるにはちょうどよいスープのようで味わっていただきました。また合わせて一緒にいただいた漬物や煮物も大変美味しく生徒も大満足でした。さらに昨年収穫した『あさひ』を大釜で炊いておにぎりにしたものをいただきました。釜焚きならではのお焦げも混じっていて大変美味しくいただきました。

 食事のあとは、中井先生との質疑応答の時間です。中学生の女子生徒が熱心に質問をしました。中井先生からは、『あさひ』を食べた感想を聞かれましたが、もちもちとして美味しいという意見が多く出ました。30分程、質問をしたりお話を聞いたりしたあとでバスに戻り帰着の途に着きました。雨に濡れることもなく、農作業や講話も順調に進み第1回の棚田体験は大成功でした。次回、第2回は、5月11日(土)に実施します。今度も30名の生徒が参加します。良いお天気になるといいですね。次回のレポートもお楽しみに。