静学ブログ

2019年4月8日

平成31年度SGT農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜事前講義

 3月30日(土)、静岡大学農学部名誉教授中井弘和先生をお招きし、平成31年度農業体験講座〜棚田で遊ぼう〜の事前講義が行われました。中学生4名、高校生3名の参加がありました。今年は、『農と食をつなぐ〜清沢塾という試み〜 棚田には先人の真摯な食べ物へのおもいが込められている〜You are what you eat』をテーマに清沢塾がなぜ始まったのかから始まり、無農薬栽培による稲と農薬を作った従来の稲との違い、欧米にみられる企業的農業経営から家族的農業経営への回帰が中国南部の雲南省でも進んでいること、品種による違いについてお話して下さいました。なかでも明治時代に品種により生み出されたあさひ、亀の尾といった米は、薬米としてアトピーの症状軽減にも効果があると言ったお話や農薬を使わない稲の根は、農薬を使った稲よりも地中に深く根を伸ばし葉も丈夫に育つと言ったお話には目からうろこが落ちました。
 無農薬農法は農薬を使った農法よりも土を作るのに手間もかかり生産量も少なくなります。しかし土やそこに生きるさまざまな生物を殺すことなく共存し、人間の健康を脅かすことのない作物をつくることが出来ます。Micro Plasticが食物連鎖によって私たちの食べ物にも大きな影響を与えるようになった今日、無農薬でしかも人工的廃棄物を殆ど出さない農業の在り方は、循環型社会の在り方を考える上で大きなヒントを与えてくれます。講演終了後、生徒たちは疑問に思ったことや感想を先生に直接質問し、無農薬による米作りについてさらに思索を深めることが出来ました。
 さて、いよいよ今年も4月から棚田Tourが始まります。第1回は、4月27日(土)です。学校バスで本校から清沢の棚田に向かいます。当日は、田の整備と種蒔きを清沢塾の方々と協力して行います。もちろん中井先生から直接お話を聞くことも出来ます。少しでも多くの生徒が参加してくれることを期待しています。

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